ぼくはこうして破滅する~特典旅行がやめられない~

マイルをつかっておでかけします

来年のお盆休みのチケットを発券しました。ハイシーズンにマイルで旅行する。

広告

UA特典航空券で、、、

f:id:meltdown_int:20161009031636j:plain

f:id:meltdown_int:20161006002025p:plain

 お得意のUAマイレージプラスにて、2017夏のお盆旅行の航空券を抑えました。
本当はアメリカンエクスプレスのポイントを移行して、お得にビジネスクラスでも堪能しようかなと思ったのですが、UAマイレージプラス改悪日(2016/10/06)という事を思い出して、マイレージプラスで発券することに至りました。

実際改悪というほどのものでもないのですが、ストップオーバーという一粒で2度おいしいという権利が使いづらいものになったので、今回はそれを行使してみる形にしました。

今の段階では、まだストップオーバーを使っていません。

概要説明

f:id:meltdown_int:20161009004519p:plain

今回は目的地に「クック諸島(ラロトンガ)」を選びました。

日本ーオセアニア間の特典マイレージ表を掲載しています。

Unitedの特典航空券に精通された方なら何をいまさらと思われるでしょうが、セーバー特典とスタンダート特典というのがあり、いずれの数値も片道あたりです。
一般的には消費マイル数の低いセーバー特典を狙って行きます。

エコノミークラスでの特典航空券では往復25,000マイル必要です。

ユナイテッドで発券できる航空券としては比較的好レートの部類です。

f:id:meltdown_int:20161009031647j:plain

オセアニアに含まれる国にはパラオ、グアム、北マリアナ諸島(サイパン)、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島ニューカレドニア、トンガ、バヌアツ、フィジー、クック諸島、サモア、フランス領ポリネシア(タヒチ)、米国領サモア

赤色の国が主に北半球に分布し、ユナイテッド航空またはアジア系他社が就航しており、日本からも行きやすく、特典航空券の発券は比較的簡単です。

青色の国が主に南半球に分布し、ニュージーランド航空が就航している地域でオーストラリア又はニュージーランドから各地に就航しています。

日本→シドニーorオークランドまでの空席を確保することが難しく、また接続便も毎日運航でなかったりするため、特典航空券の発券は難しいです。

米国領サモアは現在のところスターアライアンス便によるフライトは行われておらず、米本土からはハワイアン航空でしかいけません。
私は数年前にお隣サモアからプロペラ機に乗っていきました。

f:id:meltdown_int:20161009031701j:plain

いずれも非常に魅力的な国ばかりで、海、バケーション、リゾートという言葉がマッチします。

 

ひとまずUnitedのWEBサイトで航空券の外枠だけを作成します。

HND/SYD/AKL//RAR/AKL/SYD/HNDというルートで発券。

HND→羽田、SYD→シドニー、AKL→オークランド、RAR→ラロトンガ

f:id:meltdown_int:20161009031721j:plain


非常に面白みも工夫もないオーソドックスなルートでの発券となりましたが、オセアニアへ最短かつ楽なルート、さらにお盆休みという時期を考えて作成するとこれがベストと思われます。むしろよく残っていたと驚きました。

個人的に努力した点では

  • 羽田⇔シドニー間はANAを利用し、SFC特典であるプレミアムエコノミーを利用して快適な夜行便体験にする。ついでにPY初体験です。おそらくPYでもSYDのファストトラッククーポンはもらえそうなので、イミグレ楽々通過を期待。
  • シドニー⇔オークランド⇔ラロトンガはニュージーランド航空の他社スターアライアンスゴールド向け特典であるプレミアムエコノミー開放を狙います。こちらもSFC向けの開放同様直前にならないと状況はわかりません。
  • シドニーでの乗り継ぎ時間は往復ともそこそこ時間があり、シドニーでの観光時間が楽しめます。同日での乗り継ぎのためシドニーのかなり高い空港税は発生せずお金が浮きました。具体的な金額はWY29.77x2、AU55.00と114.54AUDと結構バカにできない金額です。滞在中はシドニー駅の模型屋に行ったり、時間が合えばZIGZAG TRAINという保存鉄道に乗りに行こうかなと思っています。

シドニーはホテルも高いし満室が多い、空港交通も距離のわりに高い、その割には市内に見どころもないので日帰りパワープレイで楽しめたらそれでいいような気がします。

Air Newzealand(NZ)ですが、私の短い飛行機旅行の人生では結構お世話になっている会社で、AKLのラウンジとか非常に気に入っています。
Unitedでの特典航空券はNZエコノミークラス航空券の内では最上位に位置しており、Works Deluxにカテゴライズされます。

f:id:meltdown_int:20161009014310p:plain

座席指定は比較的前方の席が指定でき、食事、映画、無料受託手荷物が付属しています。NZは競争相手がJetstarなどのLCCなので、フルキャリアでありながら最安運賃はこれらがついていなかったりします。

またB787-9、B777型機で運行される場合はWorks Deluxはプレミアムエコノミー扱いとなります。先述したPY席に座れるかもという見込みはこのためです。

過去のフライトはすべてこのような取り扱いになったので、今でも継続されていることを願うばかりです。

 

プレミアムエコノミー

私はANA国際線旅客便に乗ることはめったになく、大体ビジネスクラスに乗ってしまうかエコノミーの場合はエコフラットが出来そうな地方発の便に乗るため、プレミアムエコノミーに座ったことが2回しかありませんでした。
それも香港線とソウル線という飛行時間が短い路線での体験なので、「着き心地さわやか」かどうかまでわかりませんでした。
今回はSYD線という10時間ほどの路線なので、1食目をいただいてからのググッと寝る時間があるのでどれだけ快適なのか検証してみたいと思います。

他ブログを拝見した限り、私の好みは最前列>窓と思いますので、オンラインチェックインは頑張ってみたいと思います。
ちょっと気になったのはバルクヘッド席のお客さんで、自分のスーツケースを下ろして足置きに使うという方法でした。

これ非常にやってみると楽なんですが、賛否両論の意見があり、

否定的な意見では

「隣に座っている人からすれば、自分だけ楽するのは見ていて不愉快」

「たとえ邪魔になっていなくても良識を疑う」

といったマナー指摘意見が多く、肯定派は

「プレミアムエコノミーという快適な空間を買っているので、その空間において快適に過ごすための工夫は別にOK」

「非常口でなければOKでは。座席の下に置いた鞄を足置きにして、それが大きいから疑問に思うだけ。問題ない」

という契約上の権利とルールの構造についての意見が多いです。

どうなんでしょうか!?私は比較的後者かとおもいます。

こちらはニュージーランド航空のプレミアムエコノミークラスの座席です。
B777-300ER型機に搭載されるタイプの座席で2-2-2の横6列の配置です。
詳しい方ならお気づきかと思いますが、ANAの同型機のビジネスクラスが2-3-2の横7列配置ですので、それよりも広いという事になります。

もちろん座席のリクライニング角はそこまで大きくなくビジネスクラス相当というのは難しいです。
一度乗りましたが、足元にはオットマンが用意されており、窓側の席であればプライベート性も高く満足感の高い座席でした。

こキャセイのリージョC相当の座席を斜めに配置したような感じです。

このような利用形態を想定しています。
ちなみにこちらの座席は現在改修工事を行っているので、無くなったという事です。

B777-300ER upgrade | Air New Zealand Trade Site

現在は2-4-2の座席配置になっており、同型機で比較するとANAのプレミアムエコノミー相当です。

 

ひとまず現在のところは取らぬ狸の皮算用という段階ですが、エコノミークラスのチケットといえど快適な旅行が期待できそうです。

ちなみにこちらの区間ビジネスクラスで発券しても往復5万マイルなので、そこまで高くありません。むしろ破格な部類です。
なぜそうしなかったのか?というと、ビジネスクラスに空席がなかった。もっとお値打ちな時に飛びまくったのでありがたみが薄れた。そもそもNZがビジネスクラスを特典開放しなくなった。オセアニア特典の発券ルールが特に厳しくなった。などがあります。

オークランド→離島線はビジネスクラスの空きは全く出てこない状態です。

AirNewzealandのビジネスクラスは質も高いのでまたチャンスがあれば乗りたいです。

 

リイシュー

f:id:meltdown_int:20161009003404p:plain

前後に日本国内線をつけてみました。
東京でのロングストップオーバーします。

ちなみに日本国内線はどんな路線でもつけることができるので、石垣→羽田とかでも大丈夫です。

ちなみにこのストップオーバーが10/6以降はできなくなりました。


こちらでトータル25,000マイルと12,540円の支出なのでかなりお得に旅行できていると思われます。こちらもUAMPでのカードで支払えば25マイルほどたまります。

f:id:meltdown_int:20161009023626p:plain

コスト比較をしてみると、東京⇔シドニーは122,010円

往路Wクラス、復路Qクラス

UAMPにはCL/W 50%、CL/Q 75%加算なので6046マイル加算

f:id:meltdown_int:20161009023711p:plain

シドニー⇔オークランド⇔ラロトンガは77,170円

すべてLクラス 2016/8/1以降はUAMPに100%加算で6436マイル加算

合計199,180円の支払い。こちらはUAのマイレージプラスのクレカで購入したとすると、100円2マイルのカードなら3983マイル加算。

合計16,465マイルの加算となる。

 

シドニーの空港税がダブってかかっている分もあるけれど、差し引きしても175,000円程度の価値はありそうです。

ちなみに同日でニュージーランド航空のみを利用した場合、17万円後半でした。

つまり等式に表すと

-25,000マイル-12540円+25マイル=-199,180円+16,465マイル

になりますので、整理すると

-41,400マイル=-188,640円

となり

1マイル=4.5556.....

1マイルあたり4.5円程度の価値で消費したということになります。

1マイルの理想取得価格は2+-0.2円前後になるので、約2.5円ほど付加価値を付けて消費できたことになります。

通常購入に比べおよそ62,500円ほどお得になっていると言えます。

f:id:meltdown_int:20161009032118j:plain

ではこれはお得なのか!?という事ですが、うーん微妙といわざる得ない数字ですね。
割引運賃が多く存在しないビジネスクラス・ファーストクラスでぶつ切り乗り継ぎ旅程を発券すると、大体20-30円の価値をもって消費するので、100万円得した!とかいうケースもざらにあります。
今回はお盆のエコノミークラス利用、比較的常識的なルートという事を考えると、まずまずな落としどころだと思います。