ルフトハンザドイツ航空 Lufthansa LH742 成田NRT-関西KIX-フランクフルトFRA ファーストクラス搭乗記 B747-400
BACKGROUND
もともと4Travelにアップロードしていた記事ですがブログに移行するのがめんどくさかったため今まで放置していました。
キャセイのB747-400型機が退役した葬儀飛行が盛り上がったニュースを見て、個人的に最も好きだったルフトハンザのフライトを思い出しつつ記事を移植してみました。
こちらの航空券はアビアンカ航空のLifeMilesで発券しています。
当時は具体的な発券方法を書くのは少しはばかられましたが、、、実際やっている人も少ないしもう時効かなと思うので、ちょろっと書きます。
UA5000マイルで3セクター遊ぶ航空券の発券方法も、あまり具体的なものは書いてないので、いつもずるい書き方だなと思っていますが、今回もヒント的なもの小出しなかんじです。
航空券を発券するうえで、MPM(最大許容マイル数)というものがあり、A都市とB都市を直線で結び(直行便)その距離をTPM(都市間距離)といいます。
当たり前ですが、これが最も早く、短く、燃料を消費しない「経済的」な飛行ルートです。
しかし現実的には2都市間に安定した需要がない限りそういったものは成立せず、また需要面で成立した場合には運賃は高値になります。
そこで、その都市間にある会社が経由便を運航します。
経由地は必ずその直線上にあるわけではないので、直行便に比べてトータルの飛行距離が延びます。
IATAのノーマル運賃計算では、その延びる度合いによってTPM1.1(110%)とか1.2(120%)とか加算運賃を計上します。
その中で許容値というものが存在します。
1.25ぐらいまでだったかな。
しかしマイレージの特典航空券の場合、運賃というものはA都市-B都市という形では計画されておらず、エリア制、総飛行距離制、自社便のみ1便当たり定額など様々な形を設定しています。
つまりMPMをかなり緩やかに設定していることが多いという事です。
能書きはいいからどうとるんじゃい!っていうのは申し訳ないのですが、ここにはかけないのでまた何かの機会に。
話が長くなりましたが今回はそんなMPMの設定をうまく使って、東京発 関空、フランクフルト経由 クアラルンプール行き航空券を発券した次第です。
ファーストクラス(O AWARD)で往復30,000マイル(+472USD)と大変お値打ちな航空券でした。
CHECK-IN
人生初めてのファーストクラスです。
このときはSFCカード取得前だったので成田のZカウンター利用も初めてです。
中に入ると案内係が一人つき、「ルフトハンザです」と伝えると、手続きを進めてくれました。
途中で手が止まり、何やら奥に引っ込んでしまいました。
「お客様の名前がないのですが、、、」といわれたのでちょおと血の気が引きましたが
改めてPNRを出し、調べてもらいます。
初めてのFクラスラウンジを堪能したいので、チェックイン開始の3時間前にいったのですが、残念ながら上級クラスは2時間前からしかチェックインできませんでした。
もしくはYの所に並べばチケットはもらえるけど、Fクラスの特典である手荷物検査場優先レーンが使えないという事だったので、1時間ほどカードラウンジで時間をつぶします。
戻ってくると、Zではなんだか私の航空券で話題になっています。
後々LHのGHの方が教えてくださったのですが、「一応日帰りでドイツとかどういう仕事だろう」「AVってどこだ」という事でした。
たしかに普通は気になりますよね。ただ単に珍乗ルートなだけなのですが。
ここで、クアラルンプールまでのチケットを引き取ります。
手荷物検査場優先レーン使って手荷物検査を終え、ラウンジへと向かいます。
ルフトハンザの空港職員の方がアテンドしてくださりラウンジへ。
LOUNGE
やってきました。ラウンジです。
普段であれば、ここはワンフロア下がり2階のANA Longeを利用しますが、今日は上のSuiteです。期待が膨らみます。
ここの前にUAのレッドカーペットクラブに入場したのですが、UA便の時間帯を外していたため、FirstClassAreaは閑散としており、楽しみにしていたにぎり寿司も無かったので、20分ほどで御暇させていただきました。
普段ここには入れません。ここに入場するため(だけでも無いでしょうが)にSFC Diamondを維持する事はちょっと無理ですね。
中に入ってみると、、、意外と普通でした。
什器とかはあまり変わらないかもしれません。
定番のうどんをいただきます。
これだったら、2階でも食べられるのになんでこれを食べたのかは謎です。
友人から牛丼を進められたのですが、時間外で食べれませんでした。
それにしてもシャンパンとうどんとは、、、
おしゃれなビジネススペースです。
こういうところで仕事すると捗るのでしょうか?
最後にピエールカルメのクロワッサンをいただきます。
イチゴ味でおいしい!という事でしたけれど、私にはちょっと違いが判らない感じでした。まさしく写真の通り、アレレなかんじです。
ハーゲンダッツのコーヒー添えを頂き、一服しにいきます。
喫煙コーナーからはSingapore AirlinesのB777-300ERが見えます。
午前便のBMW内装のものでしょうか?
UAなどの特典ではとれないので、中は見たことがありませんが、快適なのは間違いなさそうです。
ちなみにアビアンカはSQのA380とB777-300ERのビジネスクラス特典が取れます。
ただし、ひとたび変更や払い戻し、トラブルとなるとかなりめんどくさいキャリアですので、マニアにしかお勧めできません。
そろそろ、時間なのでゲートに向かいます。
自動両替機が設置されています。
これ便利そう。レートも空港にしてはまずまずで、利用する価値はありそうです。
BOARDING
搭乗ゲートにはすでに長い列ができていましたが、ルフトハンザの係員が素早くピックアップをしてくれて、ゲートオープン前に機内に案内されました。
今日のファーストクラスは私1名だけのようです。
機内まで来て引き継いでくださり極上の体験でした。
ちなみにこの型とは数日後スイスのビジネスクラスを使う際に再開します。
さぞ変な奴だと思われたと思います。
THE SEAT
さてこれから2日近く極上体験が始まります。
Lufuhansa First Classスタートです。
まずは座席構成ですが、ルフトハンザのB747-400型機のファーストクラスはアッパーデッキにわずか8席という構成で、かなり贅沢な作りになっています。
ちなみにこのアッパーデッキ、エコノミークラスの座席を敷き詰めると実に70席前後になります。
そのスペースをわずか8名のために使うのがいかに贅沢なことか。
さらにこの日は私一人。
パイロットにやったねプライベートジェットじゃんか!と言われましたが、まったくその通りです。
このファーストクラスは、当時は最も豪華な作りになっているファーストクラスでした。重厚な作りのリクライニングシートの隣になんと個人用の「ベット」があります。
リクライニングチェアも決して適当な作りではなく、座っていて疲れない快適なものでした。
ルフトハンザといえば青x銀色の座席がイメージしやすいですが、それよりも快適な椅子です。
その隣にあるベッドは当然継ぎ目のないフラットベッドです。
幅はめちゃくちゃ広いわけではありませんが、B寝台上段ぐらいのスペースはありそうです。
クルーレストの2段ベッドよりは快適かなと思えます。
現在ではEtihad航空のA380にあるレジデンス(ファーストクラス)やアパートメント(ツインルーム)のような、もはやホテルとしか思えないような機材もありますが、この機材はそのような豪華な系統の一つといえます。
Starter
ウェルカムシャンパンとナッツ、さらにアメニティキットとパジャマをいただきました。
ほどなくして搭乗完了 まずは関西空港までのフライトです。
シャンパンとナッツを楽しんでいる間に到着しました。
関空駐機中に1枚。
アッパーデッキからの景色は何とも言えず最高です。
この間に燃料を再度補給し、乗務員も交代します。
当時の関西空港経由成田便は、客室乗務員のシフト的に
1日目 フランクフルト→関空
2日目 関空泊
3日目 関空→成田→関空
4日目 関空→フランクフルト
で回しているようです。
関空のホテルに荷物を置いて、3日目は身軽な荷物で乗務しに来るそうです。
THE FLIGHT
1時間ほどの駐機で再び離陸します。
燃料を満タンにしたB747-400は滑走路を十分使ってエアボーンしました。
THE MEAL
ほどなくして食事の時間となりました。
一食目は和食をチョイス。
そばに日本茶と見た目は和食らしい雰囲気ですが、お味のほうは微妙でした。
続いてすしなども出てきますが、あまりにも少ないなあという印象です。
ワインもシャンパン、白赤とまんべんなくいただきました。
続いて肉のメインコースとキャビアをいただきました(写真撮り忘れ)。
最後にケーキをいただいて終了。
トータルで考えておいしいかといわれるとちょっと微妙な味付けと言わざるえません。
二食目に関してはほとんど写真を撮っていなかったようです。
これしかありませんでした。
ARRIVAL
到着後コックピットの中を見学させていただきました。
フランクフルト到着
ファーストクラスに乗ると本当に短いフライトでした。
入国後ファーストクラスラウンジへ向かいます。