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ANA NH860便 B777-200ER 近距離ビジネスクラス Business Class 搭乗記 香港HKG-羽田HND

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ANAのB777-200ER ビジネスクラス

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ANA AMC特典航空券最後の区間、香港ー羽田のNH860便をレポートします。
機材はJA715Aで、近距離用に投入されるB777-200ER型機です。
導入には2006年5月でおよそ10年ほど経過している機材になります。
この機材は主に、北京やソウルなどの近距離便に投入され、乗る機会も多いのではないかと思われます。

 足元空間

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自席の前は壁です。

今回は1列目の右窓側の席が指定されました。Aコンパートの後ろもビジネスクラスになっていましたので、今日の機材は223人乗りのものです。
座席は2-3-2の配列で、ビジネスクラスでは概ね93%程度、真ん中の空席が5席ほど開いていました。
この機材にはプレミアムエコノミーが36席、エコノミークラスが117席あります。
プレミアムエコノミーはANAのFFP上級会員に提供する座席ですので、実質エコノミーが153席、ビジネスが70席で7:3の比率になります。
これほど短い区間でも、ビジネスクラスがきっちり埋まるとはお金に余裕のある方が多いのですね。特典で乗っていると肩身の狭い思いです。

一方306席仕様の機材はプレミアムエコノミーはなく、276席のエコノミークラスと30席のビジネスクラスになります。比率でいうと1:9、観光向けの路線に投入されそうです。

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一番前の席ですので、足元空間は広々。手荷物を床においてもOKな座席でした。
ちなみに乗った日は平日だったのですが、客層はほとんどビジネスマン。
Bコンパート後方にちょろっと観光客が乗っていた程度。
オフィスのような雰囲気で、日本人の皆様は一言も言葉を発さずにうつむいていらっしゃいました。
大変なお仕事で機内では静かに過ごしたい様子、一方そういった感覚が欠如している私には、単に愛想の悪いおやじに見えてしまいます。
ああ、これこそ社会性のなさでしょうか。
ANABBAは当然路線のキャラクターを熟知していますから、そういったビジネスマン向けの接客など慣れています。サービスは割と簡素で、返事をしなくても物事が進むような、声掛けをしていました。
むしろ、どんなサービスが始まるのかな?と期待している客のほうが、相手にしづらそうです。

プッシュバック

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ビジネス路線なのでスムーズに搭乗も終わり、定時にはプッシュバックしています。

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FinairのA350-900

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高層ビルと山、まるでエヴァンゲリオンの世界のようです。

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アメリカン航空のB777-300ER ダラスかロサンゼルスか、どこまで行くのでしょう。

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南アフリカ航空のA340が2機止まっているのが見えます。
機材不具合でも起こったのでしょうか?または多客需要?
とても珍しいように見えます。

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ロイヤルブルネイ航空のB787-8、キンピカのお手洗いはB787になっても継続しているのか気になります。

 

離陸

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ちょうどHAECOを見下ろすようなコースで離陸していきました。
塗装の消されたB747-400Fとその隣にはB747-400が駐機しています。
奥にはキャセイのA350-900でしょうか?胴体の短い機材がいますね。

f:id:meltdown_int:20160808195008j:plain今日は香港にしては珍しく快晴です。

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遠くにはビル群がうすぼんやり見えます。

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細やかな島を超えたころ、シートベルト着用サインが消されます。

機内食

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前回のアシアナ航空とは打って変わり、ワンプレートでの提供です。
1列目に座っていたこともあって、割と早めに出てきました。

ワンプレートの中で、前菜、メイン、デザートとプレートが分かれています。
付け合わせのパンは選択の余地もなく、小さいパンが一つ出てきました。 

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メインはアシアナ航空と比較したいこともあり、ステーキを注文。
写真を見比べるのも、気が引けるほど肉が小さいです。
決してプレートのサイズは変わらないのですが、ソースが独立しておかれているため、より可食部が少ないように見えます。

これはちょっとと思えてならない仕様です。

香港のケータリング会社が問題なのだろうかと、香港発のアシアナ航空の食事もチェックしてみました。
ファーストクラスの座席に座っていますが、チケットはビジネスクラスのもので、食事ももちろんビジネスクラスです。

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前菜。量が非常に少ないように思えます。

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フルーツ。アシアナ航空のどう食べていいかわからないブドウよりは、こちらの方がよほどいいのですが、見た目の点においてはマイナスです。

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トータルで見比べても、正直食器を替えただけでエコノミークラスの食事のように見えます。

もともとこの路線は、サービスを重視するというより、完全なビジネス客のニーズに答えるような側面があるので、こういった点のコストは省いているのかもしれません。

 

さて、ワンプレートですから食事はとても早く済みます。
台湾上空に差し掛かろうとするころには、食事を下げていただき、シートを倒して寝てしまいました。
滑り台と言われているこちらのシート、確かに体のおさまりは悪いのですが、クレードルよりは寝やすいかなと思います。

到着

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結構平らになります。

満席でシートの写真を撮るのは、到着してからとなりました。
準備をしながらどういうお客さんが乗っているのか見ていましたが、ほとんどビジネスでの利用ばかりです。

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セパレートも高め、隣の人はあまり気になりません。

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問題は電源。電源が先端についているタイプだとうまく充電できません。
延長コードは機内にもあります。

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テーブルは大きめ、食事というよりはパソコンと書類を広げるスペースでしょうか?

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リラックスポジションもなかなか悪くありません。

 

下りた後はシャワールームへ

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ANAのビジネスクラスで到着した場合、こちらのシャワールームが利用できます。
わざわざ浴びる必要もなかったのですが、ブログのネタになればと思い利用してみました。

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到着フロアを出て左手側のエンドにあります。

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搭乗券を提示して、カギとドリンク引き換え券を受け取ります。
シャワールームはちょっと狭いですね。

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日本の設備なので、問題点はありませんでしたが、必要十分といったかんじです。