ぼくはこうして破滅する~特典旅行がやめられない~

マイルをつかっておでかけします

ANA NH580便 B737-800 プレミアムクラス Premium Class 搭乗記 石垣ISG-中部NGO

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↑1年前に撮影した石垣空港でのB737-800 ウユニ湖のように反射しています。

チケットはユナイテッド航空のマイレージプラスの特典を使い発券しました。
日本国内線の片道5,000マイルで石垣島に日帰り海水浴するというテーマの旅行です。
前回の中標津空港からのフライトに組み込み、こちらは最終の3便目です。

今から乗るボーイング B737-800型機はナローボディ機と言われる、通路が一本の小型ジェット機です。LCCの運航する飛行機(A320等)を思い浮かべると、想像しやすいと思います。ANAでは地方どうしを結ぶローカル線などに使用されています。

 

この機材は世界中のLCCをはじめとした航空会社で多く使われていて、ボーイングの中でも高いセールスを挙げています。

この機材は初代、2代、3代と更新されてきて、歴史の古い飛行機です。

今後は4世代目できる予定です。

機体は全長39.5m、全幅35.8m、全高12.5mあり、重量は71.0tもあります。

翼にはCFM56-7B24型エンジンを2基備え、その推力は10,890kg/基です。
翼の中には燃料を26,000L搭載することができ、航続距離は実に3,900kmにも及びます。

現在日本の最長路線である新千歳~那覇は、この機材が担当しています。
上空の巡行速度は若干遅く830km/h、最大12,500mの高度で飛行できます。

今回の画像は過去のものを流用しています。

CHECK-IN

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石垣島離島ターミナルからバスで空港に向かい、到着したのは17:25。

出発時刻は18:00で、搭乗時刻は17:40なので、あまり時間がありません。

しかしこの便のチェックインは羽田空港でを済ませてあり、このままゲートに向かうだけでOKです。

今回はお土産なども買わず、保安検査場を通過しました。
こちらの空港には、航空会社、空港会社いずれもラウンジを運営していないため、早く着いても待合室で待っているだけになります。
1階にあるお土産屋は充実しており、種類も豊富にあります。
セキュリティ通過後はANA FESTAもあるので、最後のお土産を買うにはいいかもしれません。ANAカードを持っていれば最大10%引きで購入できます。
SFC修行していたときは、よくフードコートでソーキそばを食べていました。

BOARDING

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どうやら今日は出発が遅れているようで、定刻より25分遅れる旨の放送がありました。
待合室でぼーっとしていると、面白いものを発見しました。
某社のスッチーさんとコパイさんが、ものすごく真剣にお土産物を見ています。
沖縄では幅を利かせている会社なのに、なんで沖縄の土産が珍しいんだろうと思っていました。
そろそろブリーフィングが始まるのか、パパパと購入して(ANA FESで買っていてびっくりしましたが)機内に消えていきます。
どうやら東京行きの乗務員の方ようです。
うーん、東京の友達にお土産かな?と思ってふと機材を見たら、、、

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なんとB767-300が駐機していました。
これは某社の本体の機材ですね~。
ここ石垣には本体の就航はないですから、本体にお勤めの方はここに来る機会はないわけです。
それが夏休み中なので、もともと運航している某社の機材ではキャパ不足のため、中型機にタイプチェンジして、本体が運航しているというわけですね。
乗務員にしたら、EFを使ってくるところにお仕事でこれちゃうので一味違うんでしょうね。
個人的に興味がそそられる部分は、本体の乗務員が本日は某社をご利用くださいまして~と放送するのか?話題のB6のF席はあるのか?などです。

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↑羽田空港でのB737-800

さて今回はANAのフライトレポートなので、話を戻します。
なかなかエキサイティング暇つぶしが終わり、搭乗開始時刻になったので乗り込みます。
今日の機材はJA-51AN 2008年5月に導入された機材で、スターアライアンス塗装の機材です。ANA系列に導入された同型の初号機でもあります。

うちにも1/200のレジンモデルがあります。

所有している(多くはないですが)模型の機材に乗れるとは、なんともうれしい限りです。

 

THE SEAT

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大型のリクライニングシートです。
プレミアムクラスのシートピッチは127cmで、座席幅は55cmです。

エコノミークラスだとシートピッチ81cm、座席幅46cmです。

ANA系列のLCCピーチだとシートピッチが7.6cm、座席幅は3cm狭いようなので、まだ快適かなと思います。

コンフィグレーションは738という、166/167席仕様の機材です。

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リクライニングした状態だと、そこそこ倒れます。

今回いろいろなタイプに乗りましたが、B787のクレードルの次に快適でした。
同じモノをANA国際線ビジネスクラスで使っており、さすがに快適な座り心地です。
プレミアムクラスでは、ビジネスクラス用のアメニティで、スリッパ、枕、アイマスク、耳栓、ブランケットを利用できるので、自己暗示をかけて国際線に乗っている感を楽しみます。

TAKE OFF

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自席は残念ながら通路側です。今日は満席です。
最後の1席を当日の朝5時台に確保したので、ほかの方は事前に購入したと思われますが、プレミアム旅割28でも3万円します。
7席まではこの運賃があるようですので、このエリアだけで最低21万円の収益は上がっているのでしょう。
反対側のシマは女子会と思しきグループ4名。
経済力が半端ではないです。おそらく星野リゾートとかインタコとか泊まっているのでしょう。うらやましいですね。
定刻より25分ほど遅れてプッシュバック開始。
スススと飛び立ちます。

写真はイメージです。昨年度の写真を流用しています。

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離陸後は島の北側を見ながら、ぐんぐん高度を上げていき

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宮古島上空

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沖縄本当上空を通過し

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与論島などの島々を飛び越えて本土を目指します。

フライトマップを見た感じ、そんなフライトだったのでこのイメージがぴたりとあてはまると思います。
実際は、これよりもっと遅い時間にとんているので、ここまでの景色は見えないと思います。

 

THE MEAL

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この瓶は夕食に当たる便で、行きに比べておなかが満たされる量が出てきました。
スープは味噌汁です。

しかしながら、やはりこれでおなか一杯というわけにはいかないので、スープ2種を攻めます。

ドリンクはスパークリングとペリエをいただきます。
最後の便なのでかなり気合を入れて飲みました。

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昨年度の写真もあったので比較。ごはんパートは昨年のほうがおいしそうです。

競合他社のファーストクラスと比べられることも多いですが、様々な路線で展開していること考えれば、このお弁当スタイルになるのは仕方のないことかもしれません。
味に関しては、おいしいです。機内で食べれば何でもおいしいです(たぶん)。

 

THE FLIGHT

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ごはんを食べている途中ぐらいで日が沈んでいきます。
なかなか幻想的な雰囲気でした。
泳いだ後ということもあって、結構おなかもすいており、フライトタイムの半分ほどを食事に当てました。
下膳したころにはのこりギリギリ1時間というところ。

シートを倒して寝ます。
ここはビジネスクラス。国際線ビジネスクラスと自己暗示をかけると、コロっと寝てしまいます。
再び目覚めたのは、着陸20分前ごろ。
お手洗いに行って、締めに飲酒明けののどを潤す炭酸水をもらって、サービス終了。
三重県を南から北に突き抜けて岐阜県の大垣市まで行き、その後ターンして、中部国際空に着陸。フライトタイムは2時間30分ほど20時55分ごろに到着しました。

 

ARRIVAL

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今回はゲートに到着。
しかし一番端っこのゲートで、手荷物受取所まで歩く歩く。
この時点で乗りたい船の時間はとっくに間に合わないので、特に急ぐこともありませんが、酔っ払い+日焼け疲れで結構しんどいです。
手荷物受取場についてもまだゲートは回っておらず、10分ほど待つとすぐに出てきました。

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United航空のB787-800型機コックピット画像

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VERDICT

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さすがに3連続で上げ膳据え膳ではありがたさが薄れてきてしまうプレミアムクラスですが、今回は有数の長距離フライトを往復でアップグレードすることができたからこそ、日帰り竹富島観光というハードな企画を乗り切れたのだと思います。
フライトがメインなので飛行も楽しみましたが、芸能人の日帰りXXロケとかこれぐらいハードなんでしょうね。

さらに現地では働いているので、飛行機では寝てて当然です。

有意義な経験としては、このプレミアムクラスは仮に1万円でも決して高くないということが分かりました。自信を持ってお勧めできます。


ぷち地方ロケ体験ができ、なかなか面白い企画でした。
次回もやってみたい、、、ということはないですね。