アメリカン航空 AA64 マイアミMIA-ニューヨークJFK 新型ファーストクラス搭乗記 B767-300
BACKGROUND
チケットはUS Airways(OW)のマイレージプログラム Divident Miles で発券しています。
アメリカン航空との合併後、プログラム統合のための猶予期間で発券しているため、ワンワールド航空会社での発券となっています。
今から乗るB767-300型機はアメリカン航空では国内線や中距離国際線などに投入されています。比較的古い機材ですが、最近設備を更新して、上級クラスもスタッガート仕様の快適な座席にリニューアルされています。
今回はその新しい座席を堪能してみたいと思います。
CHECK-IN
キングストンから乗り継ぎできているので、手荷物を受け取り出発階のフロアに上がります。
到着階から出発階への導線はいいとは言えず、上級クラスのチェックインカウンターの場所がわからず、迷子になりかけました。
もともと持っていた便はこれよりだいぶ後の便でしたが、前便に振り替えを希望するとすんなりOKが出ました。
B767-300型機のビジネスクラスは座席数が少ないので満席になりやすいですが、直前までExpartFlyerで空席を確認していたところ、2-3席開いていたのでラッキーでした。
バゲージをドロップした後、特別に区切ったところでセキュリティチェックを受けて、ラウンジに行きます。
LOUNGE
残念ながらあまり面白みのあるラウンジではありません。
日本でいうとカードラウンジに、少し食べ物を置いたような感じです。
食べ物といっても食事になるようなものではなく、それだけで腹を満たそうと思うと何とも貧しい気持ちになるような物ばかりです。
入場するとアルコールドリンクと引き換えができるクーポンをくれるので、ビールに引き換えます。
日系ビールがありました。
BOARDING
ゲートに到着してすぐ搭乗開始の時刻となりました。
特に問題もなく搭乗手続きが進みます。
それにしてもコードシェア便相手が多いですね。
今日の機材は新しい塗装の機材です。
THE SEAT
自分の座席の前に、後方のキャビンが気になったので見学に行きました。
ここはメインキャビンエキストラ(プレミアムエコノミー相当)の部分です。
マイアミまで乗ってきたビジネスクラスの座席と大差ないように思えます。
エコノミーはリニューアル前で、だいぶくたびれているような座席です。
反対側にはクルーレストが。
こちらもメインキャビンエクストラとして販売されている座席です。
上の4席のコンパートに2席しかなく、構造はJALスカイラックスなど見られるようなビジネスクラスの座席を使っているので、お得な座席となっています。
そして自席。壁側最後の1席は通路サイドの座席でした。
こちらはJALのSS6やスイス、オーストリア航空などで見られるのと同じようなスタッガート配置のビジネスクラスの座席です。
アームレストの横には液晶パネルに表示された座席コントローラーがあります。
再度テーブルもなかなかの広さ。
ノートパソコンなどは楽勝に置けます。
ただですね、、、この機材個人用モニターがありません。
こればっかりは今時まじかよ!?と思います。
通路上に設置された画面に上映される映画を、手元のイヤホンを聞くスタイルになります。
これはいただけませんね。
まあエコノミークラス更新時に、上級クラスにも設置するのかもしれませんが。
PUSH BACK
満席だったにも関わらず、定時にプッシュバック開始。
セーフティーデモが行われます。
ど満席。きっちきちに乗っています。
お昼時という事もあり、さほど混雑せず2-3機の離陸を待ってすぐに順番が回ってきました。
TAKE OFF
26Lより離陸します。
あまり燃料を積んでいないのか、風の条件がいいのか思ったよりすぐエアボーンしました。
FLAT BED
食事が来てしまうと撮る機会がなくなるので、先にフラットベッドの写真を撮ることにしました。
かなり平らになるようですが、若干頭側が上がっているような気がしないでもありません。
段差はあまり気にならないように思いました。
寝てみた感じでは前後に余裕があり、長身の人でも快適に過ごせるだろうと思います。
レッグレストがそのまま水平まで上がるので、足元まですっぽり入ります。
また好みによりますが壁側だと寒い、通路側だと足音が気になるなど座席の位置による差があるので、好みの場所は別れると思います。
THE MEAL
ナッツとシャンパン。こういった素敵なものは、ここ最近やっていません。
記事を書きながら、どこか行きたい病に苦しんでいます。
搭載されているワインは、スパークリング赤白各1でした。
お味のほうは、特にまずいわけでも、うまいわけでもなくという感じです。
ミールチョイスは、おなかが膨れそうなラザニアにしました。
付け合わせはパンとサラダ。
しかし量が少ないですね。
こんなのでアメリカ人がおなか膨れるのでしょうか?
小学校の給食ぐらい量が少ないように思えます。
食事のあとはひと眠りしました。
食っちゃ寝していたその代償が今、腹周りに、腕周りに、足回りについてきています。
ああ、悲しい。
DECENT
目覚めるとニューヨークがそこまで来ていました。
目の前の島はロングアイランドではないでしょうか。
徐々に高度を落として
JFKにアプローチします。
隣にはEYのA380がいます!
一度乗ってみたい機材です。
なかなかチャンスはないとと思いますが。
後ろにはシンガポール航空が!あれも乗りたい便の一つです。
レジデンスやアパートメントなら、さぞ楽しい旅行になることでしょう。
AAのマイル購入して、いつかは行ってやるぞと思います。
LANDING
ターミナルに到着しました。
ANAにBA、アルゼンチン航空に、ルフトハンザとまとまりのない構成です。
カタール航空のB777-300ER
そしてアメリカン航空のB777-200
こちらのターミナルの管制塔です。
今乗っているのと同型機のB767-300
その隣にスポットインしました。
これにて、今回の旅行でアメリカン航空のフライトは終了です。
VERDICT
国内線ファーストクラスのサービスにおいて、「横になって寝れた」事は非常に大きなアドバンテージです。この機材限定の話ですが。
往路の757-200はもちろん座席です。
マイアミ→JFKのフライトタイムはそう長くありません。
距離にすると羽田から出発して、那覇と宮古の中間ぐらいです。
その区間で受けたサービスは
1.セラミックの食器で出される温かい食事
2.アルコールを飲料とナッツ
3.フルフラットでの睡眠
です。
この辺の記事と比較すると、わかりやすいです。
ANAのプレミアムクラスでは、自由に食べることのできるスープ、ブランケット、スリッパ、枕などのアメニティがあります。
販売価格も違うので単純に比較はできませんが、もう少しサービスに力を入れてもいいんじゃないかなと思える内容でした。
特に食事はANAの昼飯、夜飯便と比較しても量が少ないです。
温かい食事、セラミックの食器で出ることは評価が高いですが。
マンハッタンへ
何を勘違いしたのか間違えて近距離列車LIRRのホームに来てしまいました。
このときはAirTrainの乗り場で5ドル払って、かつ7日券を買った後だったのですが、そのうえ長距離列車の切符まで買い乗っています。
アルツハイマーなんでしょうか、、、
それも往復券で14ドルぐらい、、、大損ですよ。
今回止まるところは57th/2AVのホリディイン。普通の地下鉄のほうがよっぽど楽でした。