フランクフルト駅で撮り鉄 DBドイツ国鉄グッズ購入にも行ってみる。
フランクフルト駅で撮り鉄
ビジネスクラスでフランクフルト入りした際は、市内まで鉄道で出て駅で列車の写真を撮っていました。
こちらのInterCity用の制御客車は特にお気に入りで、短い時間でもこうして来た甲斐があります。あまりにも気に入ってメルクリン本社(鉄道模型大手)でHOゲージ模型を購入したほどです。
1995年に登場したJR九州の883系という電車が比較的似たデザインになっています。
デザイナーの水戸岡先生は、ミラノのデザイン事務所にいたこともあるのでインスパイアを受けていたのではないかと推測されます。
こちらの車両形式はBpmdbzf296型(おそらく)
1997年製造で最高速度は200-220Km/h
ドイツ国鉄もJR西日本同様改造が得意な鉄道会社ですが、こちらは比較的原型をとどめています。
収穫
うまい具合にInterCityが停車していたので撮影します。
こちらは1等車 中を見ていないので座席車両と勝手に推測しますと、形式はARkimbz266型になります。ほかにもApmz119、125、127という形式があります。
判別方法は旅客ドアがプラグ式か引き戸か、窓がはめ殺しか2段窓か、床下のフードの有無ですが、あまりあてになりません。
Bordbistroという食堂があります。
WRmbz138という形式だと思います。
一番後ろは2等車です。
これが一番判別しにくいのですが、Bomz236かなともいます。
こちらは別ホームにやってきたIntercity
車内見学をしてみます。
2等車の車内はこんな感じです。
開放客車ですが、座席の配置が変っています。
今一つ、くつろげるような空間ではありません。
固執になるとこういう感じ。
6人用の部屋になります。
制御客車の運転台は本格的なものになっています。
メーター類はオーソドックスですが、隣のモニターはまるでコックピットのようです。
グラスコックピット化が進む中、こうしたアナログ計器とデジタル運行支援装置の共存ンは今や少なくなってきています。
楽しい見学でした。
いつか優雅な汽車旅でもやりたいものです。
鈍行客車列車
先ほどの列車は優等列車ですが、こちらは中距離用のローカル線です。
Regionalという種別の列車です。
機関車は143型電気機関車です。
軸配置Bo-Bo 車重82,5t 最高速度120km/hです。
おおよそ200km程度の区間を運行します。
後ろの客車は対象範囲が広すぎてわかりませんでした。
高速列車
こちらはICE(インターシティエクスプレス)です。
主にドイツ国内の都市を高速で結ぶ電車で、ドイツ国鉄の花形といえるものです。
写真はICE3型 客車主体のヨーロッパでは動力分散方式の電車(EMU)は「機関車」というカテゴリーに属します。
なぜこういうことになるのか、日本からすると目から鱗なわけですが、理屈としては
電車を表す用語 Electric-Multipul-Unit(略してEMU)は、動力が各車両に分散しユニット構成の編成長の大きな機関車という考えをしているからです。
1編成8両編成で、EW1-TW2-SW3-MW4-MW5-SW6-TW7-EWという構成になっています。この記号を読み解くと
EWは制御動力車→運転台モーター車両
TWは変圧器付き車→インバーターがついている車両
SWは整流器付き動力車→モーター車両
MWは中間付随車→モーターを有しない車両
日式に表すとMc-M'-M'-T-T-M’-M’-Mcで構成比6M2Tとなります。
もともと前世のICE1,2型が動力集中方式(両端に機関車ついて、中間は無動力)だったので、いまさら見た目の問題で電車かどうかにこだわることはないようです。
車両の帯や所属の会社を考えると形式は403型と思われます。
メーカー公示最高速度は交流電化区間では330km/h、直流電化区間では220km/hです。
営業上は300km/hほどだそうです。
もちろんメーカーはドイツのシーメンス。そしてボンバルディアトランスポーテーション(カナダボンバルディアの鉄道車両部門)。
先頭車両には他編成を連結するための自動連結器が備えられています。
日本でよく見かける、四角形型の柴田式密着連結器(1930年開発)ではなく(あたりまえですが)
世界的には標準の丸形であるシャルフェンベルグ式連結器です。
ちなみに日本の新幹線の連結器は丸形ですが、柴田式の派生形です。
こちらの開発はドイツ(東ドイツ?)で1903年に開発されました。
古典的な連結器の方式の一つで、EUの電車では簡単に見ることができます。
私、連結器は非常に大好きなので、このように御開帳していただくと非常にうれしいです。
なお忘年会などイベント時では持ちネタの分割併合を披露して冷笑されるほどです。
個人的には非常に学術的意義のあるネタだと思いますが、女性受けはいまひとつです。
ICE3型は2000年ごろに運航開始し、今では海外に輸出するほどです。
中国国鉄にも納入されており、近場では上海あたりで見ることができます。
続いてお隣ICE T型。
ICE T型はICE3型同様動力分散方式の電車(EMU)です。
前照灯の感覚が少し開いて、先頭車両の流線形が少しゆるやかなので高速鉄道には見えません。
こちらは1999年に運用開始、最高速度は230kmです。
編成は5/7両で構成されTW-SW-FW-MW-FW-SW-TWの6M1Tか、中間のMW-FWを除いた5M0Tのの2種類が存在します。
末端の記号TはTilt(傾斜)を意味し、車体傾斜機構を搭載しています。
線形が悪い区間(カーブが多い)でも車体を傾けながら走行することで高速に走行することができる車両です。
主に高速新線が敷設されていない地方への運行を担当しています。
個人的にはICE兄弟の中で一番好きな顔です。
こちらの派生形でICE TDという同じ顔で4両編成のディーセル気動車もあります。
続いてSNCFより、、、
フランスの花形 TGVです。
こちらは総二階建てのTGV Duplexです。
車体の側面に書かれている情報をもとにすると4706編成という事になります。
こちらはDuplexの中で+4000番の編成のDasye編成というもので、
名前はダセエになっていますが、先頭機関車のモーターがオリジナルはGTOなのに対してIGBTが採用されており、静穏化が図られています。
またこの編成はドイツの保安装置に対応したものです。
最高速度は320km/hです。
1編成10両編成で、中間の8両は付随客車です。構成は2M8Tという事になります。
編成当たりの定員は518名で、見た目のわりには意外と少ない印象です。
ICE 1
最後はICE 1型 こちらは初代になります。
1991年に運用開始となり、現在においても現役です。
300系新幹線の登場が1990年で同じ時期です。
すでに300系は運用されていませんから、そのことを考えても長生きです。
ICE 1型は両側先頭に電気機関車を備え、中間に12両の付随客車を連結して構成されます。構成比は2M14Tという事になります。最高速度は250km
後年顔がそっくりのICE2というものが出てきますが、開発理由として、EUにみられる頭端式ホーム(この駅もそう)では、出口がホーム端に集約されるため、長く歩かなければいけないという不便さがありました。
また14両固定ではドイツ国内での輸送力過剰という事もあり、編成を短くすることで解決します。
編成が8両ほどに短縮したため、多客期の輸送力強化は2編成併結での運行としました。
よって判別方法は、先頭のヘッドライト下の連結器カバーに、縦筋が入ってそこから突起物が露出しているのがICE2型、つるつるなのがICE1型という事になります。
決して下ネタではありません。
一通り堪能したので、この後はDB本社へ行き、併設ショップでグッズを買うことにします。
しかしこういうホームは旅情がたっぷりで気持ちいいですね。
日本ではこういったホームがなく、近場で見るなら、韓国国鉄のソウル駅が似たような構成です。
売店でお弁当を買って、メッチュ飲みながらKTXやセマウル号を眺めているのもオツなものです。日本とは違いホームには自由に立ち入れるので、一休みするのには穴場です。
また韓国には鉄道趣味というものはほぼ存在しないので、電車の写真を撮っていると怪しまれることが多かったようですが、最近では大分理解が進み、駅員も何も言わなくなりました。
DBグッズ購入へ
iPhone 5Cの高校が大々的に掲示されています。
どうでもよい話ですが、Appleの広告掲示は非常にデリケートで、掲載の角度や方法を細かく指定されています。
どこの位置や角度から見ても美しく購買意欲を掻き立てるもの、ブランドイメージを損なわないものとされているので、広告担当者は非常に気を使います。
駅の外に出ました。
HAUPTBAHNHOFとは駅を意味する単語で、HAUPTと主要、BAHNは鉄道、HOFは駅を意味します。
すなわち、フランクフルト中央駅のような意味合いとなります。
今から目指すのはこちらDBのビル。非常にスタイリッシュです。
駅を出てすぐです。
全く迷うこともありません。
ちなみにグッズはこんな感じです。
結構意匠性の高いものが多く売っています。
プリオーダーですが、こういったオンリーワンのサボを作ることも可能です。
今回は腕時計を購入しに行きました。
一見Mondaine風に見える時計ですが、実は違うという版権ギリギリな品物です。
こちら。私の買ったのはクロノグラフで、もうちょっとごちゃごちゃしています。
気持ちの良い快晴ですね。
目指すビルはもう見えています。
アシアナ航空の親元であるクムホタイヤのビルを通り過ぎて、、、
到着しましたDB社のビルです。
かなりスタイリッシュです。さすが鉄道業ですね!
JRの本社ビルも相当高いですがこちらも負けていません。
こちらのビルの1区画にグッズ売り場があります。
日ごろ全く売れないのか人は配置していないので、受付のDBBAに購入したい旨を伝えてしばらく待ちます。
15分ほど待つと総務課のDJJIが降りてくるので、商品を出してもらうようにお願いします。
ちなみに、なんで買いに来るんだよめんどくせえという空気になりますが、華麗にするーしましょう。
支払いは現金のみです。
かなりアウェイ感とプレッシャーがあるので、ドイツ旅行のついでに買うならば、もう少し買いやすいミュンヘン駅構内にある売店での購入をおすすめします。