シベリア国際特急に乗ってきた1日目 北京発モスクワ行 3列車乗車記録 北京/二連浩特
シベリア鉄道に乗ってきました。
かねてから乗ってみたかったシベリア特急に乗車してきました。
正確にはシベリア特急というとロシア国内のみを走る物をさすので、さしずめこれは国際長距離列車という事になるでしょうか。中国内は快速(種別Kかな)なので、特急ですらありませんが。
ここではわかりやすく、シベリア国際特急にしてあります。
北京とモスクワを結ぶ列車は2経路あり、ひとつはモンゴル ウランバートル経由のK3/4列車、もう一方は中国 満州里経由のK19/20列車 「ボストーク」号です。
今回は前者に乗っています。
チケットはこちら
当時は日本から手配すると、ちょっと高かったので、別件でEU旅行に行った際、Tui系列の旅行代理店FlightCenterで予約の代行をお願いしました。
実際の手配は中国大手のCITSに発注がかかり、北京でチケットを受け取りにいかないといけません。
チケットはロシア語と中国語の併記です。
価格は3999元(2等)です。
1日目
早朝の北京駅。ゲストハウスより、タクシーで乗りつけました。
地下鉄で行こうと思っていたのですが、雨降っていて寒かったのでケチりませんでした。
駅の中に入ります!
中国では駅舎内に入るためには、乗車券を提示し、X線検査を受けなければいけません。
事前に切符を持っていなければ入ることすらできません。
緑色に黄色のアクセントが入った、車両が目に入ります。
これからモスクワに旅立つと思うと、ワクワクします。
サイドボードも記念撮影します。
国際列車である国章が輝いています。
一番後ろはこちら。15号車になっています。
ついでに撮り鉄をしてきました。
駅には直接車で乗り付けることもできます。
この辺のおおざっぱさは中国ならではでしょう。
車内の様子
年中満席の中国国鉄も、この列車に限ってはガラガラです。
中国国内のみの利用はできず、ロシア、モンゴルへの運び屋の目的以外では利用されません。
また現在では航空運賃もそこそこ安いので、全区間の利用者は本当に珍しいと思います。
この車両も2等といいつつ、個室2段式寝台で国内での運用は軟臥となり1等寝台です。
冬場のオフシーズンは1名で1部屋独占できるので楽ですね。
ベッドは枕木方向に並んでいます。
通路はこのような感じ。通路側に向けての窓はありません。
一応窓は少し開きます。
出発を祝いウィスキーを飲みます。
響17年なんて飲んでいたようです。
景色はうすぼんやりしています。
季節は冬。寒々しいですが、車内は暑いぐらい。
車内に掲載されている時刻表。気が遠くなるほどの距離です。
1日目の昼食だけは含まれています。エッグトマト、ごはん、やる気のない野菜炒め。
途中駅ですれ違い。
ここいらは温かいのか、雪がありませんでした。
大量の石炭。
大関?大開?駅です。
485系特急電車を思わせる機関車。
そして小さな区間車両。
そして、中国国内最後の駅、二連浩特駅に到着しました。
ここで台車の交換を行います。
車両番号はRW551976 やはり1等車ですね。
この台車をモンゴル、ロシアのものに取り換えるのです。
外はとても寒いので、ストーブで温まりながら待ちます。
台車の交換が済み、再度出発。
翌朝はモンゴル国内です。