シベリア国際特急に乗ってきた3日目 北京発モスクワ行 3列車乗車記録 ドゾルヌゥイ/クラスノヤルスク
3日目
まだまだ先は長いのですが、3日目、ついにロシアに入りました。
ロシア国内はほとんど電化されており、ここから列車のスピードはぐいっと上がりますす。
朝起きたら、、、はやり雪の中を走っています。
個室の中は夜寒くて寝れないという事はありません。
が、やはり起き抜けはどうしても寒いです。
車内まで雪が入り込んでいます。
ロシアから連結された車両の見物に行きます。
4人用の部屋でクペーです。
ちょっと寒々しい感じは否めません。
時刻表が掲載されていました。
ベースはモスクワなので、上がモスクワになっています。
車内のストーブを見てみます。車内の暖房はこの暖炉によって賄われています。
旧型客車であるからというのもそうなのですが、ロシアは機械に頼った暖房は使用しません。
なぜなら、機会が故障したときには生命に関わる問題へと発展するからです。
ここでできた熱を各個室に送ります。
パイカル湖でしょうか。
凍った湖の上と思われるところを、車が走っています。
割れたらどうするのかな?と思って、ドイツ人の彼と話すと、たぶん時折割れて死んでる人がいるのではないか??という事になりました。
もちろん歩いている人もいます。
途中駅に到着。
行商のおばさんから
魚を調達。
車掌さんが水餃子を作っていたので、少し魚と交換してもらいました。
スープ物は温まっていいです。
しかし、こうして電車に乗っているだけでは食べることしか楽しみがなくなってくるので、すぐにおなかが空いてきます。
凍った港。
なかなかすごい見た目です。
大きい駅に到着
ここでしばらく小停止です。
ヨーロッパ型の機関車ですね。
もうEUのような街並みになっています。
ドイツ人の彼はホームに帰ってきた、私は異国に踏み入れた気分になります。
私の乗る機関車も、別のものに変わりました。
お昼ご飯
当然今回の乗車に備えて、日数分を上回る食料をもって来ています。
たしかインスタントカレー系は16食、生ラーメン(袋めん)は24食持って行ったはずです。
写真にはありませんがほぼ、食べてばかりいました。
ドイツ人の彼もそこそこ持ち込みをしていたので、交換しながら食べました。
1日1回は食堂車を使いますが、そのほかは自炊するようにしていました。
今回はカレーを作ります。
平たいお盆とジャーは借りられますので、これを組み合わせて温めます。
時間はかなりかかりますが、温めて作ることはできます。
ラーメンも同じように作りました。
私の得意料理が生麩のラーメンをおいしく作ることだったので、盛大に腕を振るう機会ができました。
食べる→飲む→寝るの繰り返しです。
ちなみに列車内にはシャワーがありません。
冬といえど6日間風呂無しはさすがに応えます。
なので彼と相談して、即席でシャワーを作ることにしました。
シャワーヘッドの部分はカップラーメンのカップ底に小さな穴をあける
そのカップを両ベッドに三脚を渡したところにひっかけて固定する。
ポットからお湯を注ぐ。
下の排水に関しては、90Lのごみ袋を持ってきていたので、部屋中に敷き詰める。
食料を持ってきた段ボールを養生して、足湯の浴室化
体はほぼ清拭しか無理でしたが、頭と足が洗えたのは幸いでした。
結構バカなことやってましたね。
そんなことをしているので、1日経つのが早いです。
夕焼けと煙突からの煙は、情緒が感じられます。
長時間停車
今日最後の長時間停車。
ロシアの近郊型列車です。
さすがにこれに乗って通勤はしたくないなあ。
車外に出ます。寒い!
古い駅でした。ここでルーブルを少し調達します。
機関車も付け替え。
今度は少しぼろいのになりました。
一応ラッシュアワー。この駅に来る人と、この駅から帰る人。
今日はすっきりさっぱりしたので、ウォッカビールで気持ちよく締めました。