キューバ入国 ツーリストカードはパナマでも買える。コパ航空 CM438便 パナマPTY-ハバナHAV B737-800
キューバへと旅立ちます。
セントマーチン島からの乗り継ぎ時間はそんなにありません。
ラウンジでシャワーを浴びて、すぐにゲートへ向かいます。
今回は、フライトから空港到着、入国手順、宿までの交通機関などを書いていきたいと思います。
搭乗口でツーリストカードを購入
これはコパ航空に事前に問い合わせていたのですが、キューバ入国に必要なツーリストカードは搭乗ゲートで申し出をすることで購入することができます。
なので、私は特に事前に取得するということはありませんでした。
私は、セントマーチン島でのチェックインするときに、係員より
「ここで在庫があるので、今、購入した方がよい(パナマで入手できなければ乗れないので)」
と言われ、空港チェックインカウンターで20USドル支払い、入手しました。
実際ゲートでも、ツーリストカードの販売?を行っており、持っているかどうかの事前チェックも行われていました。
コパ航空はキューバ便を日に5本ぐらい飛ばしているので、係員は手慣れた様子でした。
余談ですが乗客の方で、日本人の方が1名いらっしゃいました。
コパ航空でハバナに向かう方は珍しいと思います。
機内から
隣はスターアライアンス塗装のB737-800
離陸します。
雲の上を飛行しているので、どこかわかりません。
キューバ便は旧型機材での運航で、IFEなどもなく退屈でした。
機内食も、ハムサンドにポテトチップスとかなり質素。
到着前からキューバを味わいます。
ただ北米の会社と違うので、お酒は自由に飲むことができました。
調子に乗って?未知の国に行く不安から?かなり飲みました。
だんだん日も暮れてきました。夕焼けがきれいです。
社会主義国に行くんだなあと思うと、かなり不安になります。
ベネズエラとかの略奪のニュースとかを見ていたので、結構ブルーな気持ちでした。
出来れば今からでも引き返したいとさえ思ってました。
実際のキューバは、物はないけれど略奪が起こるほど飢えてるわけではありません。
じっさい物余り(必要な物はないけど)で腐らせてしまうこともあるぐらいです。
選ぶ選択肢が極端に少ないというぐらいでした。
キューバ上空です。
コパ航空利用のメリット
コパ航空利用のメリットとして考えられるのは、1日当たりの便数が多く時間帯が選べるということでしょう。この便は日暮れぐらいに到着しました。
カナダ経由や、メキシコ経由の場合、多くは夜中に到着します。
キューバが初めてなら深夜に到着は不安です。
空港から市内までのタクシーは25ドル(時間帯問わず)で均一ですが、キューバのホテルは予約がままなりません。
あんまり深夜に到着しても、ホテルの予約した部屋を誰かに引き渡されたりしているかもしれません。
また、カサ(民泊タイプの安宿)などに泊まる場合、その時間から探すのはとても困難です。
実際、多くの日本人バックパッカーの人が、路頭に迷うか頼み込んでベットでないところで寝ています。
有名なホアキナさんの宿(カピトリオ前)や、シオマラ(日本人宿)でも需要過多で別の宿に飛ばされていることも、多くあります。
着陸します
ぼろぼろのDC9?です。
いろいろ骨董品のような機材がいます。
ここを見学できたら楽しいでしょうね。
後ろに4発エンジンの機材が、、、北朝鮮で見たような。
日が沈みます。
とてもきれいです。
EU方面からでしょうか?A330もやってきます。
短いフライトでしたが、楽しかったです。
到着後
イミグレーション
前方の座席に座っていたので、要領よくイミグレーションを通過することができました。もっとも、イミグレーションの係員はかなり多く、また機材も160人前後しか乗らない小型機だったので、一番最後に降りてきてもサクッと通過することができると思います。
当然のことですが、入国審査の用紙、ツーリストカードは到着までに記入しておく必要があります。
手荷物受取
ここでもし荷物が出てこなかったら、、、と思うほど、不安になりました。
というのも、バゲージカルーセルは荷物を待つ客で混雑しており、受け取られてない荷物や、受け取りを待つ人で混乱していました。
自分の荷物がどこから出てくるのかも、全くわかりません。
同じ便に乗っていた人が、カルーセルの出口(外とつながっているところ)に密着して、出てきた瞬間に受け取っているのを見て、それに習うことにしました。
みな、同じことを思ったのか、いつの間にか自分の後ろには列ができていました。
もちろんプライオリティタグなどは一切考慮されません。
バゲージクレームもまともに機能していなさそうです。
通関
キューバでは、ハンドキャリーで個人輸入をしている人が多いので、税関が厳しく機能しています。
といっても、個人の旅行者にはそう厳しいことは言われないので、手前の「申告ナシ」の通路を通過すれば問題ありません。
多くの旅客は、手荷物をもって奥の「申告」の方に並びますが、ここに並ぶ必要があるのは何か個人輸入する場合や、申告が必要な場合だけです。
両替
通関を終え、キューバへの第一歩を踏み出し、まず目にするのは、人、人、人です。
出迎えの人に、タクシーやツアーの営業がウヨウヨいます。
これらを乗り越えて、ターミナルの外(出て右側の壁沿い)にある両替所に行きます。
窓口は1-2個しかなく、空いていればラッキーです。
ATMもあります。
通過に関しての説明は今回は省略しますが、空港の外で両替できるのは、外貨から兌換ペソ(CUC)です。
外貨でもUSドル現金からの両替は、申し出た金額の10%を引いた、残りの90%の金額に対して、為替手数料を加えたレートで計算されます。
つまり、100ドル出しても、90ドルとしてみなされ、そこから更に為替レート+手数料が惹かれるので、実際の中値に対して15-6%の手数料がかかります。
日本円や、カナダドルではこういった10%減額は発生しないので、安心して下さい。
当時の為替レートは、1USD=1CUC=25CUPというところでした。
CUPというのは人民ペソです。
兌換ペソが、外国人の使うものだとしたら、人民ペソはキューバ人の使うものです。
先ほど、CUPは入手できないと書きましたが、できればCUPを入手したいところです。
というのは、空港からバスで市内を目指す場合、CUPでの支払いがお得だからです。
私は、たまたまキューバを出国する外国人の方に譲ってもらうことができました。
その辺の人に1CUC=20CUPぐらいで替えて!というと替えてくれるかもしれません。
空港から市内へ
空港から市内まではローカルバスで行くことができます。
但し途中で1回乗り換えが必要です。
いずれのバスも非常に混雑しており、大きな荷物がある場合は全くおすすめはできません。
しかしながら、そんな方法をあえて書くのは、値段が安いためです。
バスの運賃はなんと1乗車1CUP(約4円)なのです。
乗り換えても、8円しかかかりません。タダみたいなものです。
同じ区間をタクシーで行った場合、25CUCかかります。300倍も違います。
バスですが、その時々でルートに変化があり、とにかく空港の時点では、来たバスに乗り込んで、空港の敷地を脱出し、幹線道路まで出たら乗り換えというのが一番楽です。
周りの人には「このバスであってるか間違ってるか」聞いたところで、正しい回答は帰ってきませので、自分自身でMAPS.MEなどを見ながら、試行錯誤するしかありません。
空港からのバスは、おおむねカピトリオの南側に止まります。
終点なので乗り過ごすということはないと思います。
そこから、暗闇を北に進み、お目当てのはホアキナさんの宿に到着しました。
ちなみに、私は午後8時ぐらいに空港をでましたが、到着したのは午後11時前でした。
その後知り合った日本人の女子大生は、エアカナダ(深夜着)で到着して、バスで来たといっていました。
もちろん全くおすすめしません。
キューバの宿
結局、ホアキナさんの宿は満室で断られ、ホアキナさんが一生懸命探してくれた宿に、転がり込みました。
午後11時回ってからでも、連絡がつながるカサのネットワークすげーなと思います。
転送されたのは、この辺です。名前はすっかり忘れましたが、タイミング、予算や滞在日数によって転送されるカサは異なりますので、名前を書くことにはあまり意味がありません。
実際周りはカサだらけ。ある意味Airbnb的なビジネスが一番成功している町ともいえます。
宿についたのはすでに1時前でした。
簡単にルームレート(10CUC 朝飯付き)と部屋の説明を聞いて、その日はすぐ寝ます。
同室には先客に、日本人の女子大生(先ほどのエアカナダの子)がおり、男と女同室でいいのかよ!と若干いろいろ思うところはありましたが、部屋にありつけたのは幸いでした。
逆に言うと、ドミトリータイプを取っていると夜中にバタバタする可能性は高いので、初日ぐらいゆっくりと思う場合、多少高くても日本でホテルを取っていくといいと思います。
次の日からは個室のあるカサ(25CUC前後)へうつれば、節約にもなります。
翌朝は朝ご飯をいただきながら、いろいろと話を聞きます。
このカサの宿泊料金の9割がたは政府に収める必要があること、なので朝食などのアドオンでもうけが出ていることなど、苦労が多いようです。
ここの宿は、カサ以外に特にビジネスをしていないので、割と苦しい方だとか。
確かに、ホアキナさんの宿に比べてかなり質素です。
いろいろ考えさせられる、キューバ滞在でした。