ぼくはこうして破滅する~特典旅行がやめられない~

マイルをつかっておでかけします

タクシー代をケチったせいで、、、ISISに捕まって殺されそうになった件。

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ISISに捕まりました!

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↑これは別のもんに捕まってる時の写真

 

注:今回はかなりの乱文です。当時のことを思い出すとちょっと情緒不安定になるのでご容赦ください。

 

楽しかったベイルート。別れを告げ、また来いよ!ってなり、空港までのタクシーどーする?いらね、その辺で拾うわ。って話をして宿を出た。

反省してます。あの時は確かにちょっと調子に乗ってた。

乗合タクシーちょろいぜ。的な。

 

したら、、、

まさかのISIS運行によるタクシーに乗ってしまい、されそうにました。

殺されかけたってのは、運転が下手とか無謀ってのではなくて、、、

人っけのないところに連れて行かれて、凶器が出て来た

とか

一通り金目のものを奪ってから、じゃあ殺します

という危ない話。

 

こうなった原因は、

 

全部の荷物を持った状態で、信用のできないタクシーに乗ってしまったため

 

よくバックパッカーとかである被害ネタです。

ついに自分もやってしまうとは、、、

今更ですが、これ系の強盗は

マジで殺されると思った方がいいです

 

金品を奪う時に殺していない時点で、あまり殺意はないのですが、

盗るもんとった後で、被害者どうしますか?

邪魔じゃないですか?

どうせ手元には武器持ってるし、現時点で強盗+傷害だし、、、

よくよく考えると

強盗殺人の方が、犯人にとってメリットが大きいのです。

ついでに殺すかなんてのは些細なもんです。強盗してる時のテンションからだと。

まして、犯人とは初対面だし、自発的に乗って来た人間です。

どこの誰だかわからない人間を一人消すなど、赤子の手をひねるようなもの。

 

なので、

少なくとも空港宿間の移動などは、絶対にホテルのタクシーやUberなどを利用した方がいいです。

 

その時の状況は

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ラッシュアワーのベイルート市内。道は全く進まず。

タクシーが捕まらないでもないけど、これなら安い乗り合いでも一緒だと思い、車を探す。
空港は市街地(旧市街)に位置していて、まあ、その辺まで行く車とかいくらでもあるだろうと予想。
ラスト数百メートルは歩くつもりだった。

幹線道路を南に進みながら片っ端から聞いて回ると、暇そうにしている1台の車が空港方面に行くというので、乗り込む。運転手と友人?助手が乗っていた。

 

途中で何人もお客を拾いながら行くので、うまいこと乗り合いを捕まえられたと思い安心。途中何度も満席になる。

空港手前でだんだんお客が減り、最後の一人も降りた。空港に行くロータリー手前で降りようとしたが、道路の追越車線で車が完全に停止。

ここで降りればよかったのだけど、もう空港まで行きそうな雰囲気だったので特に何もせず。

周りには空港に行く学校の生徒が乗ったの車があり、その辺から空港に行くものと評価。

 

動き出すと道がおかしい、空港に行くのか?と聞くと行くと返事。

だんだん薄暗いところに連れて行かれて、ついにあたりは真っ暗な空港裏手の路肩に停車。

 

おかしいだろ!というと、いきなり態度が豹変。
助手席にいた友人が、自分の隣に移動して、いきなり果物ナイフでひと突き。

全く避ける隙はなかったけど、ナイフはカバンが直撃を防いでくれた。

金出せ、もの出せのの要求をされ、片っ端から奪われる。

運転手が主に物品を漁り、友人が首を絞めたり何発も殴って来たり暴行を加えて来た。

財布には現金がほとんど入っていなかったため、まずいなあと思っていたら的中。

おい金はないのか?ということに。

タブレットとかカメラとかは入っていたけど、あまり価値はないかも。

 

おいじゃあもう殺すぞと、運転席下を弄る。

紙袋に入った銃を取り出す。

ああ、もういよいよか。

最大限なにか交渉材料がないか探す。

いってもそんなに冷静じゃない。30手前のオカマがキーキー声出しながら、それでいて冷静に物事を考えなければいけない。

 

そして、あともう一つを考えないといけない。

 

運転手と友人の2名を殺せる方法があるかどうか=生き残ることができるか。

 

結局ものが良し悪しがどう、お金の多少どうじゃなく、強盗というものにあった場合、助かるには相手を倒すしかないのだ。

逃げられるなら、それがベスト。しかし強盗というのは基本的に相手を逃さないように計画している。

通り魔などに反撃は危険だけども、最初に殺人を行わなかった強盗犯ならば、殺すまでにはすこじ時間がある。この時間までにこちらの決心を固めないといけない。

殴る蹴るなどという中途半端じゃなく、迅速に処理するしかない。

 

保険適用や、その他もろもろの考えからすると、あまりお利口ではないのだけど、

最後は殺すか殺されるかしかないのだから、残りたければ実行するしかないし、

そういう時こそ生きることに固執をした方がいい。

 

相手は「まさか自分がこの局面で死ぬとは思っていない」ので、こちらの今やらなきゃ確実に死ぬんだという強い決心が、戦いを制する、、と思う。

 

これでも武道派の会社にいたことがあるので、緊迫した局面はなんども見て来たけれど、最終的には生きることへのこだわりが強い方しか、生き残れない。

 

話は脱線したけれど、奪うでもなく、殺すでもない曖昧な時間がすぎる。

1秒が1分のように感じられる時。

次の1秒では、銃口を向けられてるかもしれないし、殺す算段がついて別の動きがあるかもしれない。

このとても長い1秒が積み重なるほど、相手の計画性のなさや、スキが露見する。

 

その時!

 

真っ暗闇が急に明るくなった。

なんと別の車が来たのだ。

不審なところに留まっている車を怪しく思った車が様子を見にきたのだ。

急に時間感覚が戻されて、どれだけの時間が経ったかわからないが、これはチャンスと思い車を飛び出した。

 

幸いにも鍵はかかってなかった。が、車が急発進したため盛大にこけた。

地面に叩きつけられた。

後から調べたら全身ひどいことになっていたけど、こういう時は痛みを感じない。

すごいことだけど日本に帰るまで痛くなかった。

 

車はすぐに急ブレーキ。

 

助けに来た車に近寄ってヘルプアピール。

すると運転席の男がその車に威嚇射撃。

もう自分も反対方向に向かって走る。

ルールのある戦争だったら背中からは撃たれないけど、実戦で必勝するには背中を狙って撃つし、なるべく子供や老人から狙って行く。

 

撃たれた車も急発進。

ドカンと鈍い音を立ててまた停車。

多分撃って来た男を跳ね飛ばしたと思う。

見たわけじゃないけど、位置からしてそうだ。

 

またもチャンス。

これは荷物を奪い返せる。

Uターンして、取りに帰った。

運転手はいない。やった。死んだんだ。そうじゃないとこまる

友人は。くそ。まだ行きてる。

バックシートにある荷物を取り出した。

幸いにもパスポートだけどは、別にしていた。

ぐったりしながら助手席のドア隙間から顔を出した友人。

追いかけられては困るので、スーツケースでドアをぶっ叩いた。

グォって言ったと思う。

ドアに顔が挟まれて、体が傾いた。

 

いま、この一瞬だけのこの時が、

相手に背を向けて全力疾走できる。

 

自分でも驚くほど大きい声で助けを呼びさけびながら、200-300mを走った。

この現場の近くに、軍の検問所がある。

そこを全力で通り過ぎた。

当然おかしいと思うだろう。

銃を向けて来た。

撃っては来なかった。

立ち止まるつもりもなかった。

追いかけても来なかった。

 

殺されるってそういうことだと思う。

 

近くの商店に助けを求めた。

何があったかすぐ理解した。

 

軍人が様子を見にきた。事情を周りが伝える。

2分もせずに装甲車が土煙をあげて突入して言った。

震えながら、奢られたチャイをすすると、乾いた発砲音が聞こえた。

音の種類は連続音で1種類。

 

勝負は決まったんだ。

この音は祝砲だ。制裁だ。教育だ。そして天誅だ。

 

やっと時間を見る余裕がある。

そして怖さを感じる余裕がある。

空港に急ぎたい。

目の前の人種が信用できない。

 

殺される時は考えがシンプルになる。

どれぐらいシンプルだろう?

 

文字が書けなくなったり、単純な計算ができないほどシンプルになった。

 

なんとか精神を保って空港まで到着。

ほとんど非礼に近い感じで、助けてもらった人に感謝を伝えた。

たぶん感謝になってないよな。

 

空港に着いた自分は多弁になっていた。

いかに自分がひどい目にあったかを、ありとあらゆる人に話した。

そうでもしないと自分がおかしくなりそうだった。

 

その後

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救急病院に行き、警察に行きとひどく無駄な時間を過ごした。

帰ってからも通院は続いて、結局今年の半ばまで病院へ通院した。

今でも思い出すと、落ち着いてその時の文章が書けなくなる。

自分はイスラム教やアラブ人には差別的かつ否定的な立場を取っているけれど、この一件でよりその思いが強くなった。

 

極端な一個人の意見だけども、イスラムやアラブを支配再教育することでこそ、世界平和の一歩を踏み出すんじゃないかと思う。

言い過ぎかもしれない、いい人がいるのは知っているし、両手じゃ数え切れないぐらいいい思いもしている。

ただ人間としてとにかく嫌いなのだから、こうした意見となりました。

 

今回は乱文です。すいません。