ANA Phoneについて詳しく調べてみた!マイラー的に得なの?損なの?
ANA Phoneとは?
Softbank系の会社 SBパートナーズとANAがコラボした携帯電話です。
昨日12月2日より受付開始となりました。
最大のウリは2年間で最大34,400マイルたまるというところ。
搭乗付与では1回4,000マイル(上限あり)、毎月の定期付与は最大600マイル加算されます。
現在のところは端末がSONY Xperia XZという端末しかありませんが、わりと指名買いする方もいるので悪くないかもしれません。
問い合わせをしたところ、契約開始から6か月でSIMロック解除にも応じてくれるとのこと。
ざっくりと調べたところ、安い、、、という事はありませんでした。
ただ、auやDocomoからSoftbankに乗り換えようかな、、、と思っているマイラー人には、おすすめです。
さらにXperia XZがほしい人、今のところ携帯代金を節約する予定がない人にはさらに良いと思います。
Xperia XZとは?
11月2日より発売となっている端末で、au、Docomo、Softbankでも取り扱いがあります。
ANA Phoneとの契約時の売価は93,120円(税抜)
毎月の通信料から割引される「月月割」は加入時の形態によって異なり、Softbankへの新規加入や機種変更では-2,400円/月(-57,600円)、auやDocomoなどから乗り換え(MNP)では-3,430円/月(-82,320円)です。
24か月で24,720円も違うので乗り換えを使わない手はありません。
しかし、、、注意すべきはここ。さすがソフトバンク!
上記例では「データ定額 5GB」「App Pass(399円/月)」に加入時のものです。
「データ定額5GB」「App Pass加入無し」のケースでの月々割はどうかというと、
新規 機変 2,400円→2,001円 差額399円
MNP 3,430円→3,031円 差額399円
App Passに無料で入れますよ、、、という事らしいです。
ならそういう風に書いてほしいですね。App Passに入っても月々のオプション代金が実質無料なだけで、それを外したらそもそも月月割も減額されます。
データ定額は2GBに下げても、20GB以上に上げても月月割の金額は変りません。
そうすると本質的な端末価格は
新規 機変
93,120円 -2,001円x24ヵ月(48,024円)= 45,096円 (1,897円/月)
MNP
93,120円 -3,031円x24ヵ月(72,774円)= 20,346円 (845円/月)
「データ定額2GB」「App Pass加入無し」
新規 機種変更 8382
MNP 7352
その他オプションとしてスマートフォン基本パック(500円/月)、スマートフォン安心パック(500円/月)同プラス(650円/月)があります。
もちろん24ケ月契約を前提としているので、途中で解約しても端末代金の清算義務は発生します。
毎月の代金について
基本となるのは通話定額プラン。
「スマ放題」or「スマ放題ライト」を選ぶ必要があります。
簡単に説明すると
「スマ放題」は電話がかけ放題で 2,700円/月(2年縛り)
「スマ放題ライト」は5分までの時間制限付きでかけ放題 1,700円/月(2年縛り)
さらにウェブ使用料が 300円/月 かかります。
なので合計 2,000円 or 3,000円 がベースとなります。
次にデータ定額パックの料金を加算します。
スマ放題の場合
データ定額ミニ 2GB 3,500円 トータル 6,500円/月
データ定額 5GB 5,000円 トータル 8,000円/月
データ定額 20GB 6,000円 トータル 9,000円/月
→2年単位での契約必須 違約金9,500円
データ定額 30GB 8,000円 トータル 11,000円/月
このうちのいずれかになります。
スマ放題ライトの場合
データ定額 5GB 5,000円 トータル 7,000円/月
データ定額 20GB 6,000円 トータル 8,000円/月
→2年単位での契約必須 違約金9,500円
データ定額 30GB 8,000円 トータル 10,000円/月
このうちのいずれかになります。
いずれのプランでも要注意点としてデータ定額20GBは2年契約です。
30GBにアップグレードしたり、2/5GBにダウングレードする場合は、契約解除料9,500円が発生します。
絶対に選んではいけません。
個人的なおすすめは、
加入時からあるときまで
スマ放題+データ定額30GB→11,000円/月
(MNPの場合 11,845円/月 新規 機変の場合12,897円/月)
スマ放題ライト+データ定額30GB→10,000円/月
(MNPの場合 10,845円/月 新規 機変の場合11,897円/月)
あるとき以降
スマ放題+データ定額2GB→6,500円/月
(MNPの場合 7,345円/月 新規 機変の場合8,397円/月)
スマ放題ライト+データ定額5GB→7,000円/月
(MNPの場合 7,845円/月 新規 機変の場合9,897円/月)
です。
ある時とはなにか?続いて説明したいと思います。
ANAマイルの付与
ANA Phoneユーザーは搭乗マイルを得ることができます。
1搭乗当たり4,000マイル、契約プランによっては最大5回まで付与されます。
当然30GBコースは最大の5回、最低の2GBコースは2回となっています。
注意点として、加入3か月以内の搭乗ボーナスマイルの付与は4か月目となります。
しかし、面白い情報を仕入れました。
この権利回数設定は、最初の3ヶ月間の契約プランで決まるそうです。
つまり、最初の3ヶ月間だけは30GBのコースで契約すると権利回数は5回付与されることになります。
NGケース例を紹介します。
開通当月→5GB
開通翌月(又は翌々月)→30GBへプラン変更
このケースでは権利回数は少ないほうの5GB 3回までとなります。
開通当月→30GB
開通当月→5回搭乗
開通翌月(又は翌々月)→2GBへプラン変更
このケースでも権利回数は少ないほうの2回となります。
これらを踏まえて、プランをコントロールすると
開通当月→30GB
開通翌月→30GB
開通翌々月→30GB
開通4か月目→プラン変更
がベストです。
カスタマーセンターに問い合わせたところ、このケースで4か月目以降にプラン変更をした後でも権利回数は5回のまま変更がないようです。
一応ルール上は3ヶ月間30GBプランで維持してくれれば、それ以降のフライトでも5回権利発生OKという事は確認していますが、可能であれば30GBプラン契約中に5回の搭乗を済ませてしまい、付与確認後にプラン変更がおすすめです。
最初の3ヶ月間だけは、ちょいと高いですが30GBのコースで契約することをお勧めします。
繰り返しになりますが20GBのコースは絶対に契約してはいけません。
プラン変更に違約金がかかり詰みます。
続いてテザリングのお話
こちらは2017年4月末まではすべてのデータ定額コースで無料で使えるという事です。
それ以降は2/5GBのコースに関しては引き続き無料、20/30GBのコースに関しては+1,000円の追加料金がかかるとのことです。
今から始めれば、30GB契約中の3ヶ月間はモバイルルーター要らずですね。
ただしSoftbankのテザリングオプションは、端末OS機能を使うのでなく、なんか変なアプリからコントロールするクソ仕様になっているため、SIMフリー端末にしても他社SIMではテザリングの機能を使うことができません。
マイル単価計算
今やマイレージブログでは必須の項目ですね。
エクセルでまとめるのは大変面倒なので、このまま文章で失礼します。
MNPの場合(分割払いの場合)スマ放題プランで計算
初月 → 事務手数料3,240円+11,880円(ライト30GB 一部日割り)
2、3ヵ月目 → 12,795円/月 マイル 600x3=1,800マイル
12,795円内訳
11,845x1.08(消費税)+ユニバーサルサービス料2円(初月不要)
4か月以降25か月目まで→7,935円/月 300x22=6,600マイル
7,935円内訳
7,345x1.08(消費税)+ユニバーサルサービス料2円(初月不要)
というわけで25か月目の更新月までの維持費合計は
215,280円
得られるマイル合計(5回の権利を加える)は
28,400マイル
そして、単価は、、、
7.6円/マイル
うーん。
冒頭でいったように
携帯代金を節約する必要のない人(スマホ代、月1万円ぐらいでもOKな人)
かつSoftbankのXperia XZがほしい人
でマイラーな人にはいいと思います。
高級機といわれるスマートフォンを契約すると、いずれにせよこれぐらいは支払うことになるので、そこまで悪くもないんじゃないかなと思います。
ニーズマッチが重要ですね。
詳しい内容は
SBパートナーズ ANA Phoneコールセンター 0800-888-1157
で回答しているようです。