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中東旅行回想録37 カイロで鉄道の切符を買いにいく

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ホテルで一休みしてから、駅に切符を買いにいく。

前夜はゆっくり風呂にも入れなかったので、バスタブに浸かってリラックス。

グダーとしていたら昼前。
ホテルを出るとすぐにタクシー営業。
門から3歩ぐらいまでは入ってくる。
警備員より内側に入ってくるのはオフサイドでしょう。

駅まで100ポンドらしいけど、地下鉄なら1人1ポンド。
ばかばかしいので却下。

 

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ホテルを出るとすぐ、糞尿臭が漂ってくる。
人もそのへんでしちゃうけど、なにより原因は馬だ。

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なんかかんじでゴミの山がその辺にある。

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地下鉄駅到着。入り口は複数あるけど、ホンモノは1-2個しか無い。

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タフリール広場の銅像。

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タフリール広場の国旗

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乗ります。

駅の地下通路の写真を撮ったら警官が飛んできて、早速連行。
「撮るな」って事なんだろうけど、イスラム国ではそうじゃない。

とりあえずきっかけ作りでそこから「金銭」の要求が始まる。
さくっと写真を消して「コレでいいでしょ、じゃあね」と立ち去る。
いつでもジハードの機会をうかがってる奴らは怖いね。


切符を買うときに大きいお金しかなかったので、100ポンド札を出す。
当然「細けえのだせや!」と言われるけど、知らん。
切符と99ポンドを確認して、連れ氏を待つ。

連れ氏、おつりを確認したところ、10ポンド足らない。
すぐさまカウンターで苦情。
ガラス窓で仕切られた内側の10ポンド札を指差し。
目で「お前が取らなかったんだろう」みたいな事を言ってる。

いやガラスの向こうに手を突っ込んだら、お前ぐちぐち言うだろ。

鉄道会社の人間すら、お金をごまかして盗もうという、ほんとに性根の腐った人間しか居ない。

 

この分だと、電車の写真は無理だねーと思っていると、車掌の方から取れ取れと言ってきた。
最後には警笛をならして喜んでくれた。

こういういい人も居るのに、99パーセントの悪人のせいでイスラム国は敵国と見なされてしまう。

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駅に到着。
切符を買うところを聞いても、誰一人知らない。


後から分かった事だが、エジプトでは切符を買って乗り込むという方法は、旅行者のトレンドから外れている。(ナイルエクスプレス寝台特急は別ね)
なぜなら、切符を買うときに、売り切れだの、窓口が違う、外国人には売れない、女には売れない、釣り銭ごまかされる、そもそものチケットがおかしい。
など切符を手に入れるたびに、寿命が縮まるような思いをしなければいけないのだ。

 

じゃあどうするか。
列車の時刻をあらかじめ調べておき、車内精算するのだ。
コレには罰金がかかる。どういう仕組みかわからないが、多分一律10ポンド程度。
座席に関しては、1等なら大方空席があり、これも予想に過ぎないが、進行方向一番前の一列は車掌の持ち席(駅では売ってない)だと思われる。
最初っからそこに座ってる人間は、すぐに検札対象で精算を求められている。

ということは、始発駅からそこに座ってれば、目的地に行く電車を確実にとらえられ、かつ座る事ができ、お前はこの列車に乗れないだのなんだの言われる事はないのだ。

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ほぼ意味の無いX線検査を通過。
なぜか目的地を聞かれるけど、適当にあしらえばOK。
インド並みに汚いけど、インドのように糞尿臭はしない。
ホームで用を足してるひとも、とりあえずいない。

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コレを見たとき、JR東日本107系を思い出した。キハ47だか48もこんな塗装されてたな。

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カマはこんな感じで、ちょっとインドを思い出させるところもある。

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こっちのカマはアメリカ風。

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車内は汚い。
アスワン方面の1往復(昼行)は新車がある。

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結局切符売り場は外にあり、駅の中は見学だけとなった。
お目当てのナイルエクスプレスの寝台券は駅舎の外に面した場所(かなりわかりにくい)にあり、ここにたどり着くまでに出札を2-3回聞いて回った。

 

やっとたどり着き値段を聞く。念のため。
前情報だと、ツインの個室で120USドル。回答は、、、、
「一人100ドル」

。。

。。。

「はぁ?」

「ここに2人で120ドルって書いてあるだろうが!」

と一通り苦情を言ったのだけど、情報が古いとかなんとか言われて結局1人100ドル払った。
後から調べると、日通ペリカントラベルで往復のホテル送迎付きで同じような値段だったから、そっちにすれば良かったと後悔。

じゃー100ドルが定価なんでしょ。と思ったが、後から他の旅人さんに聞いたらどうやら、買う場所に寄って値段が違うとの事。
100ドルならまだいい方で、150とかもあるみたい。

今でも普通に120ドルで2名という風に押さえられるところがあると。くそー。

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思いがけず+40ドルの出費となり、くよくよしながら駅を出る。

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駅舎。ナイルエクスプレスの切符売り場は写真の左側の方。
地表は映さなかった。なんでか。
きたねーのが写るから。

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屋台飯 駅からちょっと離れたところにある。

コシャリを食べた。10ポンドぐらいだったかな。
ま、見た目も汚い、食べ方も汚い。
味はまあまあ美味しいけど、見た目がマイナスのベクトルに引っ張ってる。
なんでコレを美味しいものに載せるのかわからない。
普通に考えれば、小学校のときの給食の残飯にしか見えないけど。

あんまり言うと、残飯食って美味いっていってるみたいなので自粛。

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機関車のモニュメント。
駅至近に鉄道博物館があるので、行ってみるも、修繕中で入れず。

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駅前広場。デモやるにもテロやるにも良いスペース。

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メトロ本社。
主要駅に隣接してるあたりは東京っぽいね。
上野駅至近にあるメトロ本社みたいで。

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で、路面電車駅。本社横にある。
大分期待して見に行ったんだけど、とっくに運休してた。
待ち合い場は便所と化して、
下の盛り土は実は盛り土じゃなくて、大○で、厚さは15CMぐらいあった。
連れ氏も僕氏も悪臭に参りながらも、催した生理的現象を処理する為に、
その乾いた土壌に水をやった。

これね、やんなきゃ良かった。
潤いを与えた土壌は強烈な臭いを発してきたんだね。

最悪。

連れ氏と「こんなところで転んだら自殺するね」と話した。

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臭い話しで終わるは嫌ですが、この後はイスラム地区へ行きます。

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