中東旅行回想録45 アスワン観光1 貴族の墓 岩窟墳墓群 ヌビア人はエジプト人とちょっと違う。
昨晩は列車の遅れもあり日付を回るかどうかという時間に、アスワン駅に到着した。
宿を取っていなかったのでどうしようかと思いながら、地球の歩き方を開く。
ホテル ヤズウィーン に入ることにした。
理想的な宿代は80ぐらい。
聞いてみると、ちょうどシングル80だった。
この時間なら、と思い値切ってみたが駄目だった。
何日いるかわからないので、日払いにさせてもらう。
ついでにアブシンベル宮殿へのツアーも申し込んだ。
途中でハイダム、イシス神殿によるかどうか聞かれたが、結構値段の差が
あるので直行直帰寄り道なしのツアーにした。
値段は150ポンド。あれ高くね?と思ったが、やっぱり高かった。
もうめんどくさいから、これでいいやと思い、申し込んだ。
まだまだ交渉能力が足らないね。
部屋に関しては、きれいとは言えないものの、価格相応に清潔感があり、虫も出ず、お湯はちゃんと出て、トイレは洋式でちゃんと流れた。
エレベーターまであり、問題ないと思う。
ただ立地は路地裏にあり、窓もない部屋なので、人によっては息苦しさを感じるかもしれない。
結局2泊で出たけれど、経済的な宿の中ではおすすめです。
翌朝。昨日のけんかの一件もあり、なんか早く起きてしまった。
駅前どおりをプラプラ散歩しながら、対岸に渡る船を探す。
値段は50ピアストル。聞いたら高いので、50ピアストルおいてさっさと乗り込む。
対岸の様子。
ここいらはヌビア人という人種の人が多く、彼らはエジプト人とちょっと違い、アフリカ系アメリカ人風の見た目。
エジプト人に比べて押しは弱いけれど、押してくるところは一緒。
ただ暴力はふるわなかった。
不思議とエジプト人にだまされたりすると、しばらくの間むかむかするが、彼らにだまされると、まあしょうがないよね。と思う。
多分、エジプト人は生意気でお金のことをグダグダいうからで、ヌビア人にはそれがない。
いずれにせよ、ヌビア人にもだまされるんだけど、なんかちがったな。
船を下りると、早速ラクダちゃんツアーの勧誘にあう。
目の前のぼろい遺跡は岩窟墳墓群(貴族の墓)で、その後、聖シメオン修道院まで移動するのに、ラクダに乗るか、文字通り砂漠を彷徨い歩くしかない。
ラクダちゃんをポンドで契約。交渉時のお茶付き。こっちのお茶って、ダニサイズの茶葉をコップにそのまま入れて飲む。
最初はうえー虫で入ってるよと思った。
これが聖シメオン修道院。見えてる以上に遠い。
墓の上からの展望。
ほとんどの墓穴は掘り返されて、ガイコツとかその辺に散らばってる。
大きいものだと頭蓋骨そのままあったりする。
すぐ後ろは砂漠が広がっている。
さすがにこんな中歩きたくない。
うっとうしいエジプト人もおらず非常にのんびりできてよかった。
墓穴の中。
ここに入るには、バクシーシを払う必要があるが、門番が気のいいやつで、お金はいいと言って見せてくれた。
他の墓穴はこのようにロックされいる。アンロックするのにはバクシーシが必要。
人骨が散らばっている。
修道院なので、元礼拝場かな?なんていう場所も残っている。
昔々は、エジプトはキリスト教を信仰する人が多かったとか。
と、地球の歩き方に書いてあった。
この後は、ラクダちゃんツアーで砂漠をトコトコ行きます。