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楽しい海外旅行で強盗⁉︎ 潔く諦めるコツ

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世界一周中に起きたアクシデント

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こういった事件は本当に胸が詰まります。

せっかく1年間の休学をして、世界を見にいったのに非常に残念な結果になってしまい、親御さんの気持ちを考えると悲しいです。

大学生さんの世界一周は1-3年次のアルバイトして貯めたお金を突っ込んで、やっとギリギリ足りるぐらいです。

決して、携帯を取られたからといっても諦めきれなかたでしょう。

命と携帯電話を天秤にかけたら、、、とはよく出される比較ですが、善悪というベクトルで考えれば彼は間違ったことはしていないと思います。

 

盗ったほうからすると、せいぜい2-300ドル程度です。

そんな程度でも殺人にあってしまいます。

 

 

んじゃ南米は危ないのか?

決してそうではありません。

彼が事件に巻き込まれたコロンビアは、世界一周の旅行をするときには、比較的通る場所です。

しかしこの南米では度々事件が起こります。

エクアドルでは新婚旅行中の夫婦が殺された事件もありました。

 

常日頃から銃口を向けられる国ではありませんが、少し油断すると殺される可能性がある国です。

私は幸い南米での銃火器事件に巻き込まれたことはありません。

せいぜい細かい金銭詐欺と窃盗ぐらいです。

今回も入り口はそこでした。

起きてしまった事故を解決しようとしたために、命まで奪われることになったのです。

 

南米での死亡事件はおおよそ、問題を解決しようとしたことが起因します。

日本では当てはまらない考え方ですが、当地では基本的に問題を解決してはいけません。

これは同じ土俵に立ってはいけないということを意味します。

 

強盗を決行する連中は貧困ゆえ、生活のため計画を実行します。

いわば一つの生活手段として窃盗をします。

それ自体が後々罰せられるかどうかを視野に入れていません。

つまり、窃盗に成功し金銭を手に入れられる事と、自分自信が捕まって懲罰を受けることがリンクしていないので、追いかけて捕まえること自体に意味がないのです。

 

当然生活をするために窃盗をしているので、取り返される危険がある場合は、射殺するなりして問題解決を測ります。この判断は非常に冷静に判断され実行されます。

 

強盗にとっては対象の持つ品物には資産価値があると判断しますが、生身の人間に関しては全く価値がないものと判断します。

ゆえに対象を殺害するのも生かすのも、結果に影響を及ぼしません。

 

こう考えることで、取られた物品を潔く諦めることで強盗を受け入れることが身を守る手段になります。

盗られても怒らない、諦める。なかなか難しいところですが、重要な事です。

 

相手も人ですから、わざわざ成功した強盗を、無駄弾撃ってコストをかける必要もないと考えます。

 

とは言っても

こちらとしても資産を取られたことに対して、冷静でいられない気持ちは理解します。

トランプ大統領やドゥテルテ大統領のような本音で語るリーダーが増えていたことで、悪に対して鉄槌を下すことが「ポピュラー」なアクションとして認知されてきました。

しかし、正義を下すにはそれなりの準備が必要です。

「追いかけて捕まえる」という古風なやり方ではなく、「有無を言わせず制裁する、それが正しかったかは後で判断する」という規模の正義が実施できないと、逆にやられてしまいます。

 

幸いにもこの日本には充実した保険システムがあり、消費者はそれを活用することで保護、補償を受けることができます。

 

これもその場で解決できる万能な代物ではありませんが、同じ土俵に立たないという意味でもこういったものは大いに活用したいところです。