ぼくはこうして破滅する~特典旅行がやめられない~

マイルをつかっておでかけします

ウォール街を歩く 空の見えない小道

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グラウンドゼロからウォール街へ

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元ワールドトレードセンターであるグラウンドゼロからはさほど離れていない(むしろ同じ場所)ウォール街へ行きました。
あまりにも寒すぎて途中スターバックスに入ってしまいます。
比較的物価の高いニューヨークですが、スターバックスの価格はそう高くありません。
2-3ドルぐらいから何とかなります。
日本やアジア圏では5-600円ぐらいかかるのでめったに入ることはありませんが、これならアリだなと思いました。

 灰色の町

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ここニューヨークは灰色の町のように思えます。
空が見えないほど高くそびえたつビル群の隙間を、血液のように人が行きかいます。
車社会であるアメリカでここまで人が行き来しているのは、ここマンハッタンぐらいではないでしょうか?
どの建物も一様に威厳を感じさせるものがあり、それぞれの高さ、あるいは敷地面積はその成長を体現しているようにも思えます。

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別の側面から見ると、憩いの場のような場所はなく、公園といった排他的な場所にひとまとめにされています。
何が言いたいかというと、誰にでも解放された一休みするようなスペースを気に留められておらず、用事のない人間はここにいるべからずという雰囲気でもあります。
仕事の合間に外に出て煙草を一服というよなスペースはなく、常に目的がなければ息苦しい思いをします。

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ビルの中に突如現れる背丈のない建物。これはいったいなんでしょうね。

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背後のビルからは周囲の様子がよく見えると思います。

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少し開けた公園。
天気の悪さがよりそう感じさせるのでしょうが、お昼にここで食事を取っていてもあまり満足感は感じられないでしょう。

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旅行者という立場で無機質なビルとビルとの間を歩き続けると、まるでどこにも受け手のない漂流者のような感覚に陥ります。

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教会のような建物が時折現れます。

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そうした建物を鋭い先のとがった柵で覆っているのは、何とも悲しげな貧しい気持ちになります。

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決して広くも大きくもないマンハッタンですが、地上に立っていると先も見通せない町でした。

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そうしたところで成長するには1階でも高いところに立ち、見通し確保しなければいけないように思えます。
ここマンハッタンでのキャリアプランは、オフィスの窓からの見通しと比例するように感じます。

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少々息苦しいウォール街からでした。