中東旅行回想録73「最終回」 キャセイパシフィック航空 CX542 香港ー東京羽田 B747-400 ファーストクラス
これから乗り込むのは、キャセイパシフィック航空でも残り2機しかないB747-400。
よくエンジントラブルで遅延するらしい情報を得ていたけど、このフライトは大丈夫そうである。
このタイミングでエンジンカバーが開いていたら、遅延することは間違いない。
このたびの締めくくりにふさわしい機材だと思う。
思い返すとJALのB787-800に始まり、キャセイとエティハド航空のB777-300ER、ブリティッシュエアウェイズのB787-900、キャセイとカタール航空のA330-300、カタール航空のA380-800 中東系の多くのA320シリーズを体験できた。
最後にB747-400、世代としては憧れの機材に乗れることはうれしい。
人生ではじめてファーストクラスの座席におぼれたのは、ANAのB747-400だった。
あのころはまだ高校生で、学ランで1Aとか座ったな。
開放型のファーストクラスの座席だったころ。こんな区間をアップする人はめったにおらず、自分ひとりでAコン貸切。
もちろんシャンパンとか出てこないし、ご飯も好き嫌いが激しかったのであまり楽しめず、機内で電子機器が使えない時代あったので機内での思い出は心の中にしかない。
オタクなのはもうバレバレで、こっそり写真を撮ろうとしてCAにギロリとにらまれたのは今でも覚えている。今でこそ、作り笑顔で「飛行機お好きなんですか?」とか聞いてくれるけれど、10年前はとても怖かったな。
もちろん成田-中部の国内線区間です。実家が中京圏なので利用してました。
高校がが台東区にあり、連休とかで帰省するときは、学校明けそのまま京成に乗って成田空港へ。わざわざ京成上野駅に行って、地下駅の薄暗さで、ひとり心細さとどこか遠くへ行ってしまいたいという葛藤を楽しんでいたのは、恥ずかしい思い出。
たかだか名古屋に帰るのに、スカイライナーなんか乗って見栄を張っていたな。
空港に到着して、改札通り、検問を学生証で通過。
地下道を抜けて、わかりにくいところで右に曲がり国内線カウンターへ。
とにかく当時の成田空港は薄暗くて怪しい雰囲気を持っていた。
当日券売り場に行き、スカイメイト割引+当日アップをして合計1万5千円ぐらい。新幹線のグリーンとほぼ同額。
当時はラウンジの存在を知らなかった(あったとしても入れてもらえないだろうけど)ので、そのままゲートに行き、ニタニタ搭乗開始を待っていた。
昔話が長くなった。
搭乗開始。
現在は改善されていますが、キャセイの優先搭乗は対象者が多すぎるため、かなり長い行列ができる。
たとえファーストクラスでも、はるかかなた後ろに並ばなくてはいけないので、結構遅めに乗り込む。
この柱の後ろにずらーっと人が並ぶのだ。
入ってきました。Aコン。
もうあと人生で何回呼ばれるかな?もうないかもしれないな。
やはり広いですね。
完全個室ではないけれど、良いスペース具合だと思います。
747のAコンに9名は一般的な配置。TGの10人だとちょっと狭い。
キャセイの777のファーストは6席しかないけれど、これは贅沢すぎると思う。
アモール デ ドゥーツ
ウェルカムシャンパン
VirginAtranticのB787 これもいつか乗ってみたい会社である。
Air Seychelles セーシェルいいらしいですね。ここも行ってみたい。
キャセイの330が離陸。
先ほどゲートにいたELALの772ER
離陸します!
今日は若干天気が悪い様子。
夕日を見ながら一杯。至福の時。
ご飯タイム。懐石料理。割と全員分あるのか、最後のほうだったけど残っていた。
お吸い物
メイン。
結構お腹すかせてないと完食は難しい。
もうすぐ東京。
長かったこの旅ももう終わりです。
羽田空港に到着。
バーレーンから預けていたスーツケースのコーナーパッドが外れて、ひびが入り(金属製なのに)、お土産が壊れた(接着剤で補修可能)ぐらいで、後は特にトラブルもなく。
今日の機材は博多号でした。
この後は、都内に住むツレのうちに転がり込んで、いかにエジプトがひどかったかの話で盛り上がりました!
今回の中東旅行回想録は今回を持ちまして終了です。
全73回に分けて投稿しました。
いったん目次ページなどを作った後、時間があるときに各記事ブラッシュアップしていきたいと思います。
読んでいただいた方、コメントいただいた方ありがとうございました。
次の連続ものの記事は、春休みに行ったカリブ海旅行です。