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マイルをつかっておでかけします

ネパールSita Airで世界一危険な空港 エベレスト行のフライトは山肌に着陸!

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Sita Air Do228

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エベレスト登山口のルクラへは飛行機で行きます。
チケットはタメル地区にあるノゾミトレックスさんで手配。

こちら↓の回でも書きましたが、出発するカトマンズ空港はちょっといまいち。

国内線ターミナルは、エベレスト見物のための遊覧フライトや、ネパール各地へのフライトが出るのでやはり外国人旅客の利用が多いです。

しかしターミナルそのものは信じられないほどボロく、野良猿、野良犬、野良鶏、野良牛、野良人が出てきて襲われます。(現在はきれいな新築らしい)

エベレスト登山口(ルクラ)行きのフライトは朝早くから空港に向かいますが、ターミナルが開くのを待っている間それらと戦いながら待ちます。

やっと入れたターミナルはアマゾンの倉庫みたいで、旅客の導線も何もないのでてんやわんやになっています。


手荷物は7KG/PAXまで。団体さんはビニール紐でまとめたりしなければいけないとか変なルールがあります。
セキュリティは変なカーテン越しに男女別で行われます。


そして出発ターミナルですが、ここも問題があります。
朝からフライトがあるんですが、国内線は有視界飛行のためにちょっとでも霧があると出発できません。
よって7-8時間ディレイとかは普通で、下手すると昨日から待ってるとかもあります。
そんな空港のくせにベンチがほんと数席しかありません。
もちWifiもありません。
あと、2つある売店はクソ高いのにすぐ売り切れです。

パイロットも霧が晴れてから出勤なので(スタンバイすると肝心な時にはオーバーワークになる)、何もかもが運任せで遅いです。
有視界飛行で決死の飛行なので、寺でお祈り行ってから乗りに来る客もいます。

到着地の空港は着陸できるかどうかはやって見ないとわからないので、初便は博打のようなフライトです。そのフィードバックを貰って、ほかの便が安心して飛べるのですね。

 

駐機場で

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写真は10時ごろ。LIFRになっていました。見た感じの視界は300mほど。午前中は視界が100mもない状態でした。当然有視界飛行を前提としたフライトでは足止めです。
もうあと1時間ほどすれば晴れるねという予想で、機材近くまでやってきて待機しています。

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30分ほどして離陸のめどが立ち、準備を開始します。

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ブリーフィング

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本日の飛行ルートです。

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出発します

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遠くには国内線の着陸している様子が見えています。
すっかり霧も晴れました。

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ネパール航空のB757-200

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ぼろっぼろの機材です。

どこから到着したんでしょうか?

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離陸します。

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ぐんぐんスピードを上げて、ぐわっとエアボーン。
小型プロペラ機ならではの腹にくる離陸でした。

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カトマンズ市内上空の様子

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しばらくすると盆地になります。

 

エベレスト遊覧飛行

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きれいな山々が見えてきました。

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このうちどこかにエベレストがあるようですが、素人目にはどれかわかりません。

エベレストの遊覧飛行はこのような景色を楽しんで、カトマンズに戻るというルートになります。

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コックピットからもきれいに見えます。

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ググッと旋回

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川沿いに集落が広がっています。

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着陸

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最終アプローチです。

空港が高度2800mにあるので、あまり降下した感覚がありません。

ここからは決死の着陸になります。

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滑走路はわずか数百メートルそれも山肌にあるので傾斜しています。

手前は崖で奥は壁という滑走路を作るには不向きなところに、空港があります。

この着陸の瞬間だけは手に汗を握る思いでした。

世界一危険な空港として言われているのいるのはこの滑走路の為です。

その上、山中にあるので容易に霧が発生して視界はなくなり、計器での着陸もできないので、行ってしまったが最後。無理に着陸するか、Uターンして帰るかどちらかになります。

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到着しました。

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良いフライトでした。ありがとうございました。

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そそそ、このフライト、スッチーが乗っています。

ネパール人のチャンネーです。

離陸前に雨と綿を配りにきます。

綿菓子だと思って口に入れたら、耳栓だったらしく、笑われました。

座席は一番前の左側(復路は右側)がベストシートです。

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9N-AHBというレジ番でした。

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荷物を受け取って

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山登りに気持ちを切り替えます。

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こういった日ごろ乗る飛行機とはまた趣の違うフライトもいいものです。

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滑走路の写真。

いかに傾斜しているかがお分かりいただけるかと思います。

着陸は上り坂でスピードを落とし、離陸は下り坂でスピードをつけるようになっています。

ほかの飛行機の離発着を見ているとひやひやします。