ニューヨーク ストリートミュージックの聖地 ハーレムに行ってきました。
美術館のあとで
美術品をまったり楽しんだあと、目だけでなく耳も楽しもうと思い、ハーレムに出かけました。
ハーレムはニューヨークマンハッタンでも治安面で気をつけるべき地域に指定されていますが、よほど気を緩めていない限り危ない目にはありません。
本当はブルーノートとかのJAZZバーに入りたいところですが、キューバで格安JAZZバーに入った後ではなかなか入りづらいものがあります。
帰国も近かったので、ひとまずポケットの小銭をかき集めて、投げ銭用にストックします。あとは交換が難しそうな1ドル紙幣も用意しました。
いざ地下鉄で
地下鉄AC線に乗って、125丁目を目指します。ここからアポロシアターを超えて、456線の125丁目駅まで歩くことにしました。
C線の車両はとても古く、薄暗い駅では乗るのをためらいそうになる見た目です。
10年ほど前初めてニューヨークに来た時にこれを見ましたが、乗るときには二の足を踏みました。
ハーレムを歩く
アポロシアターまでは特に見どころもなくスムーズに到着しました。
途中にあったGAPに入りパンツの価格を見たら、マンハッタンの中心部より価格が安かったので、場所によっては地域事情が反映されているなと思いました。
ストリートパフォーマンスが盛んな通りに出ます。
今日はやはり寒かったのか、通りでパフォーマンスをしている人はまばらでした。
途中面白い非常階段のあるビルを見つけました。
高所恐怖症だと絶対に逃げられないでしょう。
周りは薄暗くなってきました。
地下鉄の駅でJAZZを楽しみます。
ニューヨークの地下鉄駅構内にはストリートミュージシャンがパフォーマンスを披露しています。
彼らは交通局から認可を受けたパフォーマーです。
オーディションを通過しないと認可は下りないそうです。
日本の鉄道でもこのようなパフォーマンスがあれば面白いのにと思いますが、ホームでは安全面などを考えると難しいでしょう。
そもそもこのようなストリートパフォーマンスですが、日本では道路の使用許可等を受ければできるわけですが取得は非常に難しいです。
そうするとゲリラライブをすることになるわけですが、わりとすぐに通報をされます。
かつて都心に通勤していたとき、新宿駅新南口(現在のバスタ新宿前)でよく見かけましたが、1曲歌わないうちに騒音が迷惑だから、、、と撤去とかありました。
日本人は音や雰囲気に対して非常に敏感ですので、1人でも不愉快だという意見があれば正すことが求められます。
表現の自由vsそれを是としない自由という争いではなく、何かをする自由とその人を自由を停止する権利という、まるで次元の違う争いが行われています。
騒音やごみ、他者を不愉快にさせるものがない理想の国Beautiful Japanを確立するには、国民総排除という手段に出る必要があります。
先進国から「持続可能な精神衛生保全国」として人住まない国を創立していかねばなりませんね。人がいなければ不愉快な原因がない。素晴らしいユートピアの出来上がりです。
個人的には追い出される国として「タイ」を希望します。のびのびと自己表現し、気に食わない人から後ろ指刺される人生も悪くないでしょう。
世界に戦争を吹っかけてるかもしれないアメリカも、こうした自由な主張は権利をガイドライン化することで認めています。
日本はアメリカよりも治安はいいしサービスはいいかもしてませんが、同じ音色を大手町の駅で聞いても、決して心には響かないでしょう。
1時間ほど聞き入ってから、ホテルに戻りました。