マレーシア航空がA380で聖地巡礼用のハッジフライト専門会社を設立!
マレーシア航空A380をドナドナ
マレーシア航空はB777-200ERを2機失い、経営がピンチになりました。
その影響でダイヤが大幅に変更になり、A380は若干お払い箱になりつつあります。
現在はロンドンヒースロー線しか飛んでいません。
一時期は香港線にも投入されるなどイケイケな様子でしたが、今はかなり苦しいのでしょう。
このA380を売却するためいろいろ頑張ってようですが、うまいこと売却できず今回の別会社設立に至ったようです。
ハッジフライトとは?
イスラム教徒のお伊勢参りのようなもので、教えの中でしなければいけない5つタスクの中にこのハッジ(聖地巡礼)、聖地メッカへの訪問が含まれています。
聖地はサウジアラビア西部のメッカにあります。
メッカへのアクセスは隣町のジェッダまで飛行機で行きそこから陸路で向かいます。
このジェッダにはハッジを目的としたフライトが殺到します。
ジェッダ空港にはハッジ客を専門に受け入れるハッジターミナルというのがあり、世界最大のターミナルとして有名です。
インドネシアからはガルーダインドネシア航空のB747がバンバン飛んだり、スポッター的には結構注目なイベントです。
創立する会社は
売却先の見つからないA380を使って、メッカに向かうお客さんを対象とした航空会社を立ち上げます。
ハッジフライトのキーワードは「団体」
ハッジは個人での参加も可能ですが、基本的に家族一段や、いきつけのモスク単位で行くことが多いようです。
つまり大きな団体での予約が入ります。
当然モスク単位となると、100名以上の大きな受注となります。
となると大人数を収容できるA380はうってつけです。
最新の機材ですが、対象となるのは飛行機に乗るのも初めてというような人たちばかり。
お揃いのカバンやスカーフなどをもったお客さんで埋め尽くされるでしょう。
世界初のオールYクラスA380でも良さそうです。
食事はイスラム教徒向けのハラール食で、お酒の搭載も必要ないので、内装を特定の目的に向けて簡素化することは考えられます。
マレーシア航空のA380を楽しむのは今のうちかもしれませんね。