中東旅行回想録56 エルサレム観光 マリア永眠協会とダビデ王の墓
昨日は40度まで熱が上がり、ぐったりして1日過ごした。
夜になると体調はかなりマシになって、食事に出ることができるレベルまで回復。
1日中寝ていたので、翌日はかなり早く起きて、8時には行動開始。
熱もだいぶ下がって、36度5分。
一晩開けてほぼ治ったといえる。時折こういう高熱が出るけれど、何かの病気なのか、年なのかはわからない。
改めて街並みを見て思う。ここはヨーロッパだ。
この写真を見せて、フランスのトゥルーズだと言われても気が付かない。
なぜトゥルーズにしたかというと、トラムの形が酷似しているからだ。
宿のあるシオン広場の近くから、Jaffa St.を南東方向に、旧市街のほうへ向かって歩く。
こういう近代的な景色を見ると、つい2日前までは前時代の国にいたんだなと改めて感じさせられる。
Jaffa St. とHa Tzanhanim St.の交差点。
モダンな建物は、エルサレム総合庁舎の一部と思われる。
こういうヨーロッパ風の街並みが、これほどありがたく思ったことはない。
トラムは2編成を連結して運航している。
トルコ イスタンブールのトラムも2編成での運転で雰囲気も近い。
しかし、街並みはこっちが上かな。
このポイントより先は城壁の中で、旧市街となる。
ヤッフォ門をくぐり、城壁へ進む。
中には生活感のある風景が広がる。
しかしエジプトのそれとは異なり、かなりきれいだ。
写真はダビデの塔(のはず)
ダビデの塔から聖ヤコブ大聖堂のほうへ向かう、Patriacate St.
アーチ橋が美しい。
路地が狭く壁も高いので、光はあまり入ってこない。
聖ヤコブ大聖堂。
工事中で閉まっていた。
シオン門についた。
この後、マリア永眠協会やら、ダビデ王の墓、鶏鳴教会などを見て回る。
門を出た外側から撮影。
中から車も出てくる。ただし、一度切り返さないと出られない。
門を出てすぐそばに駐車場があり、そこからの景色はなかなか良い。
結構高い位置にあるんだなと思う。
まずはマリア永眠協会へ向かう。
美しい裏路地の雰囲気。
これがエジプトだと、変人、異臭、ゴミの3点セットがついてくる。
分かれ道。
ソプラノ持ったひげ親父の像、ではなくて、ダビデ王の像。
どうやら間違えて、先にダビデ王の墓にきてしまったらしい。
マリア永眠協会はすぐ隣にある。
開放的な広場がある。
墓石のある部屋の中の様子。写真はだめだろうなあと思っていると、撮っていいよと言われる。
写真を撮ってもバクシーシを要求されないのは、先進国のいい所。
洞窟みたいな部屋。ホール。
ここが、最後の晩餐の部屋。
あの有名なレオナルド ダヴィンチの絵画「最後の晩餐」の部屋だ。
十字軍によって建てられた、ゴシック様式の建築物である。
中は殺風景で窓がない。
実際の部屋は、絵画の雰囲気とは全く異なるが、ここがイエスが最後の講話をしたといわれているところらしい。
一通り見学したので、次はマリア永眠協会へ行く。
いきなり地下聖堂の永眠するマリア像の部屋
周りには、モザイク画がたくさんある。
これが、三位一体?
これが、12使途、、、かな。
エヴァンゲリオンの使途しかわからん、、、
地上階の聖堂。
かなり音が響く構造になっている。
音響効果抜群なので、時折バロック音楽のコンサートなども開かれるそうだ。
この協会は10年がかりで建造され、1910年に完成した。
既に100年以上たっている建物だ。現在でもエルサレムでは最大の教会である。