キューバ ハバナのオビスポ通りをぶらぶら散歩。ついでにCADECAでクレジットカードを使って両替してみた。
オビスポ通りに向かいます。
ここは国立美術館の付近です。
照明がとてもおしゃれですね。
朝の木漏れ日?はこの古い建物をより綺麗に見せてくれます。
今回のルート
オビスポ通りを西から東へ全体の800mほどを歩いてみます。
途中にCADECAという両替商があり、両替することにしました。
朝から人通りも多く、治安面の心配などはありません。
それではスタート
古い廃墟なビル
ちゃんと整備して、人が住んでいるところもあるので、古くてもメンテナンス次第で良くも悪くもなるみたいです。
有名な店フロリディータ
ここは作家ヘミングウェイが通ってダイキリが有名なお店です。
夜にはライブバンドによる演奏があります。
常に混雑していました。
レストランのネオンサイン
それではオビスポ通りを歩きます。
通り自体はかなり狭く、車もやっと通れるぐらいの幅しかありません。
大通りに面したお土産屋さん。
何かを買うことはありませんでしたが、見ているだけでも面白いです。
地元向けファストフード店
地球の歩き方にも記載があるのですが、ここはキューバ人を相手にしたファーストフード店兼スーパーマーケットです。
後々説明しますが、ここはCUP人民ペソが使えるお店です。
お客さんもローカルばかり。
試しに何か食べようかと思って、値段を聞いてみると5ペソだといいます。
やった20円(1ペソ4円)だと思い、人民ペソを出すと、「外国人はCUCになるのだけど」と言われました。
つまり5ペソだけど、ローカルに対してはCUP人民ペソが用いられ、外国人にはCUC兌換ペソで請求するということです。よく言えば公平、悪く言えばお金は持っている奴から取るですね。
早速社会主義の洗礼を受けました。CUC払いをすると、あまりおいしくなさそうなホットサンドが500円するので、あきらめて見学だけにとどめました。
ここは広々として、何度か足を運ぶことになるのですが、ローカルプライスは実に安いです。
ただ取扱商品の数は本当に少なく、店全体で見ても40品程度でした。
これが人民相手の商売の現実だと思います。
散歩再開
たとえ、あまり美味しくなさそうなものでも、食べれないと分かれば急におなかが空いてきます。
ああ、何か食べたいな。
よさげなバーを見つけて、何か食べようかなと思っていると、結構いい値段。
さらに、メニューの中でも結構作れないものが多い。
あきらめます。
9月28日博物館。残念ながら入りませんでした。
最近では外貨獲得のため、いろんなところが躍起なって、様々なビジネスを展開しています。
両替します
フロリディータ(オビスポの入り口)からの位置関係。
両替商の写真を撮るのを忘れたのですが、オビスポ通りには2つのCADECAといわれる両替商があり、外貨から兌換ペソへの両替を行ってくれます。
一つは地図上に表示してあるところで、もう一つは、もう3ブロック東へ行ったところにあります。星マークがそうです。
Cadecaのマークはこんな感じです。
朝から大行列しています。
私は西側のCADECAに行きましたが、写真ぐらいの列でおおむね45分程度並びました。
クレジットカードからキャッシング枠を利用して両替する場合と、外貨現金から両替する場合とで並ぶ列が異なります。
が、万が一並び間違えても、最初からやり直せということはありません。
今回はクレジットカードのショッピング枠を利用したキャッシングを行いました。
というのも今回持ってきた外貨が、USDかJPYしかなく、JPYも大した金額を持ってなかったのでクレジットカードを使った方がよかろうと思ったからです。
ちなみにATMからの引き出しも、この後試すことになるのですが、引き下ろすことができました。
地球の歩き方には、カードが返却されないことがあるとか、オーソリティは完了しているのに現金が出てこなかったとか、いろいろ悪評が書かれていますが、念を入れて銀行併設のATMを使用したら、6台中1台は動きました。手数料は5CUC程度取られますが、Cadecaでクレジットカードを使うよりは良かったです。
いずれにせよ、この国では自由を現金を入手することができないので、
いくら引き下ろすのかは、十分に考えてやらないと、滞在期間中なんどもCadecaに足を運ぶことになります。
キューバでの1日予算
今手元に40CUCあり、残り6日間ほど過ごすので
- 宿代 10~20CUC/泊x5泊 約80CUC
- 食費 10~15CUC/食x10食(朝は宿で) 約125CUC
- 移動費 期間合計60CUC
合計225CUCほど必要で、余裕を持たせて300CUC引き下ろすことにしました。
しかし実際はこれでも足りませんでした。
キューバは物価の安い国ではなく、とても安いものもあるけど、普通に旅行している分にはカリブ諸国での標準滞在費用がかかる国です。
安宿に泊まり歩きある程度節約する旅行者でも、1日70CUC程度はあった方がいいと思います。
物価上昇について
宿もハバナは10CUCの宿がありますが、地方に行くと25CUCぐらいは標準的です。
20014年ぐらいまでは全域で8CUC程度で泊まることができたのですが、アメリカとの国交回復と、社会主義脱出の影響から、今のキューバ人はお金に関して非常にシビアになっています。
全く残念なことですが、この国でお金を語るとき、値切れば値切っただけそれ相応の仕返しをされることになります。
もちろん、彼らも政府に多く搾取される中、残るお金でやりくりしないと行けないこともあり、それを理解しないといけない部分もあります。
お金に関しての部分は、あまり気持ち良い取引をするのは非常に難しいです。
自分の番がやってきました
手持ちのVISAカードを出し、300CUC引き出したい旨を申し出ます。
両替はUSD建てで行われ、クレジットカードにはUSDでの請求が行われます。
CUCとUSDとの間の為替手数料は、5.7%でした。
つまり100CUCを引き出す場合、105.7USDのチャージを行います。
それに加えて、1回当たりの手数料として10ドルが加算されます。
今回は300CUCの受け取りに、327.1USDのチャージが行われました。
当時は1USDあたり115円ですので、300CUCはおよそ37,617円になります。
つまり、現実の取引レートは125.4JPY/CUCということになります。
引き出す金額が大きければ、少しマシになります。
仮にUSD現金で両替した場合は、両替レートが5%ほど、さらに10%の減額がなされます。
100USDを両替えした場合は、
まず90%で計算され、90USD両替するものとして考えられます。
更にそこから5%の両替手数料を惹かれるので、85.5CUCが支払われます。
つまり1CUC=1.17USD=135JPYになります。
ちなみに、再両替(CUC→USD)は手数料込で97%程度で行われます。
カナダドルは10%の減額はありません。
取引の為替レートもUSDと同じく5%程度でした。
しかし日本人にとって、カナダドルの入手するときにまた手数料が発生するので、これが賢いかどうかは微妙です。
日本円はおよそ9%程度の手数料がかかります。
しかし、これが現実的に一番良いのではないかと思えます。
CUCのレートはUSDと同じなので、1USDが115円のとき、1CUCも115円になります。
ここに9%の為替手数料が乗っかるので、125.4円程度になります。
いくら両替しても、カードで300CUC引き出したときと同じぐらいのレートになりました。
わたしは最後に2回ほどお金が足らなくなったのですが、1回は日本円から両替しました。
1回はATMで引き下ろしたわけですが、5CUCの手数料に加え、USDに対していくらか為替手数料が乗っかっていました。
半分ほど来ました。
建物高さが高くなってきたので、だんだん通りに日が入らなくなってきました。
薬屋でしょうか?たまたま開いていたので、入りました。
いろんな便がある割には、お客さんが入っていないので、高いのか、生活に必要のないものなのか。
古めかしいエレベーターがあります。
エジプトカイロの安宿にも、このような古いエレベーターがありますが、それよりも古そうです。
だんだん日が高くなってきたので、通りにも日が差し込みます。
通りにも、人が多くなってきました。
人民帽をかぶった、かわいらしい子供たち。
洋服の質もいいですし、旅行者でしょう。
カフェパリ。
この辺はカフェが多いです。
プラッと入ったホテルにも、古いエレベーターが。
今回はエレベーターがあるようないいホテルには泊まれなかったので、今度行った時には乗ってみたいですね。
生地屋さん。洋裁用品がたくさんありました。
次回は、市立博物館に入場します。